すみません、ちょっとしたプチ情報です・・・(苦笑)。
ハリルホジッチ監督が、昨日、J1、J2合同実行委員会に出席。
各クラブの代表に対し1時間にわたって、Jリーグ勢の課題、改善項目を語ったそうです。
詳細は、後程ご紹介する記事でご覧になって下さい。
で、ここで気になったのは、代表選手の体脂肪率。
(サンスポより)
この表には、3月の親善試合で招集した29選手の体脂肪率が記載されているのですが・・・。
長谷部クンは、10.6%!
一番体脂肪率が低いのは、本田クンの6.6%でした。
ハリルホジッチ監督によると、「体脂肪率は8~9%、高くても11%までが望ましい」そうですが。
今日一日、色々Twitter等で情報を集めていたところ。
当然、個人差はあるでしょうし、測定誤差もあるでしょうし。
また、ポジションによって、理想の体脂肪率みたいなものがあるのかもしれないし。
何より、体脂肪が高すぎるのは論外ですが。
脂肪が減りすぎると、関節を痛めたり、抵抗力が落ちて、風邪を引きやすくなったりする事もあるそうです。
ただ、どちらかというと、太ることよりも逆に痩せることを気にしました。体脂肪が減りすぎると関節を痛めますし、抵抗力が落ちるんです。体脂肪率が5%周辺だった現役時代は、疲れたまま人ごみに入ると2回に1回くらいは風邪をひいていました。休めば治るのはわかっていますが、休めないから長引くんです。アスリートは基本的に疲労した状態で日々を過ごしているので、実は虚弱。適度な運動は体にいいんですが、アスリートのそれは明らかに過度ですからね(笑)。
(アスリート為末大さん:PRESIDENT Onlineより抜粋)
なので、やはり、自分にとってベストな体脂肪率を含めたコンディションを、いかにキープ出来るか。
その状態で試合に臨めるかが、大切なんだと思います。
ハリルホジッチ監督も、FWの選手を一人槍玉に挙げていましたが、きっと、選手全員に、日頃からコンディション管理をするようにと。
代表選手には、日常生活の全てをサッカーに捧げる位の意識を持っていないとダメだという事を、伝えたかったのかな・・・?と思いました。
その点、長谷部クンは、プロフェッショナルですから。
一応、ハリルホジッチ監督の要求する体脂肪率の値をキープしているわけですが。
単身のドイツ生活で、外食も多い中、この数字をキープするのは、本当に大変だと思います。
一人でいる時は、以前、食事メニューを写真に撮って、管理栄養士さんにアドバイスして貰ってるなんて言っていましたし。
フランクフルトでは、馴染みの日本食屋さんで、ある程度、栄養バランスの整ったメニューを食べさせて貰えるでしょうけど。
旅行とか行くと、色々な誘惑も多いでしょうからね・・・(笑)。
この件は、会員限定のブログ記事をご参照下さい(苦笑)。
私的には、そういう面で、長谷部クン自身が管理しなくても良いような環境になればな・・・と、ちょっと思っていたりします。
バイエルン戦についての振り返り記事は、また別記事で・・・。
【記事】
ハリル監督が選手に“ダイエット指令”!宇佐美名指しにG大阪・野呂社長は冷や汗:サンスポ
文:伊藤昇
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150415/jpn15041505060001-n1.html
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(62)が14日、東京・文京区のJFAハウスで行われたJ1、J2合同実行委員会に出席。各クラブの社長らを前に、日本サッカーに対して“ダメ出し”を連発した。中でも日本代表FW宇佐美貴史(22)=G大阪=を名指しして、レベルアップを要求。この日、アジア2次予選の組み合わせが決まった2018年ロシアW杯に向け、日本を鍛え直す。
ズラリと並んだJクラブの社長ら40人を前に、約30分の熱弁。ハリルホジッチ監督から次々と“ダメ出し”が飛び出した。
(1)宇佐美にダメ出し
中でもただ1人、FW宇佐美の個人名を挙げて改善を促した。
「何人かの選手は(自身が求めるサッカーに)適応できていない。例えば、1人いる。宇佐美だ。多くのことを変えないといけない」
未来のエースに対する強烈なメッセージだ。宇佐美は現在J1で6得点し、ランクトップ。3月31日のウズベキスタン戦では代表初ゴールを奪ったが、指揮官は納得していなかった。前線からの守備や運動量の不足は以前からの課題。さらに、指揮官が取り出したA4の1枚のリストが課題を雄弁に物語っていた。
「3月の合宿でさまざまな項目をチェックした。体脂肪の多さは準備ができていない証拠」
選手の体脂肪の測定結果が記され、11%台後半は黄色、12%以上は赤色でマークされていた。宇佐美は14・1%で色は赤。リストの中では2番目に高かった。ハリルホジッチ監督は「ものすごく能力がある」と期待するだけに、「けがをしやすくなる」と“ダイエット指令”。非公開で行われた質疑応答では「9~10%が理想」と説明したという。出席したG大阪の野呂輝久社長は「指摘は現場に伝えたい」と冷や汗をぬぐった。
(2)Jリーグや元代表監督にダメ出し
就任からの1カ月で視察したJリーグの戦術面についても指摘した。「横パスやバックパスが多い」「速い攻撃は遅攻より3倍効果的」と改善点を挙げ、参加者からは「うーん」とうなり声。さらに、ザッケローニ元監督が率いた日本のブラジルW杯・コロンビア戦(●1-4)は「攻撃をしながらも守備を組織することが大切。私は全くやったことのない戦術で、『私たちを殴ってくれ』と言っているようなもの」と厳しかった。
(3)審判にもダメ出し
Jリーグのレフェリーに「少し(相手に)触れただけですぐに笛を吹く」と疑問を呈し、選手が球際に強くなるには、審判も欧州基準への変化が必要とした。指揮官をゲストに呼んだJリーグの村井満チェアマンは「この会に代表監督が来るのは初」と話し、「何かを変えるきっかけにしたい」と決意を示す。
ハリルホジッチ監督は「批判をするために来たのではない。私の夢はみんなとモスクワに行くこと」と強調した。モスクワはロシアW杯の開幕戦と準決勝の1試合、そして決勝が行われる場所。見据えるのは日本初のW杯4強か。鋭い指摘には強い意志が込められていた。
(サンスポ)
ハリル監督名指し「宇佐美よ変われ」詳細データ開示で独演会:スポーツ報知
文:斎藤 成俊
http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20150414-OHT1T50189.html
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(62)が14日、都内で行われたJ1、J2合同実行委員会に出席した。代表監督が出席するのは異例。合計40クラブの社長らへのあいさつにとどまらず、日本サッカー界への提言を展開した。冒頭5分の予定を大幅に超え、35分間の独演会でダメ出しを連発。収集した代表選手の詳細なデータを開示し、FW宇佐美貴史(22)=G大阪=には体脂肪の改善を求めた。
どうにも止まらない。A代表の監督として初めて出席したJ1、J2実行委員会。ハリルホジッチ監督のあいさつは当初20分の予定で、報道陣への公開は5分程度とされていた。ところが、第三者が口を挟む隙も与えず、熱弁は約35分間にも及んだ。「日本代表はたくさん向上しないといけない。ハイレベルになるため厳しい要求をしたい」。各クラブの社長に日本人の勤勉性などについて賛辞を贈る一方、代表選手の能力にはダメ出しを連発。3月の代表合宿中に計測したデータを開示して改善を求めた。
報道陣に披露したのが、体脂肪率の数値だった。29選手を色分けし、ハリルホジッチ監督が求める基準を満たしている「合格」は白、「もう少し」はオレンジ、「要改善」は赤で示した。「フィジカルの準備ができていないと、けがを起こしやすい」。さらに走行距離、スプリント回数の数値を蓄積している事実も明かした。
ハリル流“人間ドック”ともいえる、多角的で詳細なデータ。さっそくひっかかったのが宇佐美だ。「何人かの選手が、まだ適応していない。例えばひとり。宇佐美です」。唯一、名前を挙げて数値の改善を促した。項目は意外にも体脂肪。14・1%を示し、もちろん赤で記していた。
宇佐美はハリル・ジャパン2戦目のウズベキスタン戦で待望の代表初得点を挙げた。ハリルホジッチ監督は「ものすごく能力がある。彼には、かなり期待をしている」と実力を認めながらも、2018年ロシアW杯のエース候補に「でも、たくさんのことを変えないといけない。それをやってくれれば、どの欧州のクラブでもプレーができる」とあえて苦言を呈した。一方的に指示するだけでなく、国内組を集めたミニ合宿を実施するなどしてバックアップする構え。所属クラブにも協力を求めた。
昨夏はブラジルW杯1次リーグ敗退、今年1月のアジア杯は8強止まり。日本サッカーは最近、停滞を否めない。「強いチームにどのように追いつくか疑問を抱くべきだ」。再建への強い思いを一気に吐き出すと、ハリルホジッチ監督は「今日のところはこれくらいに」と締めくくった。
◆体脂肪率 体重のうち脂肪が占める割合のこと。数値が高いほど肥満になるが、数値が低すぎても体温や筋力の低下(筋肉を分解してエネルギーを作るため)が起きる。皮下脂肪が少なくなることで保温が難しくなり風邪を引きやすくなるという説もある。成人男性で25%以上、成人女子で30%以上で肥満となる。プロスポーツ選手は10%以下も珍しくない。
◆ハリル監督のダメ出し
▽プレー 守備面では球際で競り勝つ。「日本で球際に強い人はさほどいない。DFがボールを奪い、全員で前に運ぶ」。攻撃面は速攻とカウンターを磨く。「所属クラブでは、横パスが多く背後へのパスが少ない」と相手DFラインの背後への素早いパスを要求。「タッチ数を少なくして3人目、4人目を使う。攻撃しながら守備を組織することが大事だ」
▽精神面 代表選手の自信のなさを指摘。ブラジルW杯のコロンビア戦や今季ACLの戦いを見て、失点場面で味方を鼓舞する選手が不在だと問題視。「代表に入る選手がコンプレックスを抱いているのか。勇気があるのか。自信があるのか」と疑問を呈した。
▽審判 「少し相手に触れただけで、すぐ笛を吹く。球際に対して不安を抱いているのか」。接触プレーに厳しいため、球際の強さが生まれない点を指摘。「審判も何か変化を起こさないといけない」と意識改革も訴えた。
▽FIFAランク20位以内 現在の50位から大幅アップを狙う。最高位は岡田監督時代の98年で9位(算出法は現行と異なる)。
▽疲労回復 疲労回復に対する考え方に「大きな問題が残っている」と不満。「(協会に)回復の文化を上げてくれと言っているし、施設も必要だ」
(スポーツ報知)