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Channel: よっしーのひとりごと
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「AERA連載ー越境者ー」雑感。

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今週と先週に発売された「AERA連載-越境者-」を読んで感じた事。

$よっしーのひとりごと-越境者-1

それは、長谷部クンの、私達ファンを想う気持ちと、サッカーにかける真摯な想い。

もちろん、どちらもこれまでずっと感じてきた事ですが。

これまで以上に、強く、深く、心に届いた気がします。



まず、今週号のAERAでは、長谷部クンの、状況判断能力、状況予測能力に、改めて感心させられました。

毎号の連載において、原稿の締め切りが発行日の何日位前なのか、正確にはわかりませんが。

長谷部クンの性格なら、締切ギリギリに入稿するなんて事もないでしょうから、そう考えると、入稿から発行まで、少なくとも2週間はタイムラグがあるかな・・・と思っています。

つまり、約2週間前に、今週発売号の原稿を書いていた事になるわけですが。

今週号の内容は、確かに、長谷部クン自身、自分の置かれた現状を書いているだけなんです。

当然、ヘッキング監督とは、ポジションやコンディション調整について、チーム合流後に話し合っているでしょうし。

クラブ側とも、契約を延長するのか、移籍のオファーの有無など、ある程度は交渉も始めているでしょう。

その上で、チーム状況を考えれば、今週号に書かれている記事内容は、決して特別なものではないと思います。

新シーズン開幕を間近に控えた中で、開幕戦に出られないというハンディを背負っている自分は、また難しいシーズンのスタートを切る事になる。

また、懸案のポジションについては、誰にでも起こりうる理想と現実とのギャップの中で、いかに前向きに行動出来るか。

理想とは違う状況に、真正面から向き合っていくことで、人間としての幅が広がっていく・・・。


でも、ここに書かれた文章は、まさに、今、私が抱えていた心配や不安、そういった感情を、一掃・・・、とまではいかないまでも、かなりの部分を拭い去ってくれました。

皆様から頂いたコメントでも、同様の感想を持たれた事がよくわかります。

そして、そんな事を考えながら、今シーズンも頑張っていきますと、そう締めくくられた文章に、長谷部クンの、私達ファンへの想いが詰まっているような気がして、涙が止まりませんでした。

7月末のプレシーズン最後のテストマッチとなったマルセイユ戦では、ベンチ入りしたものの出番はなく。

先週末のDFBポカール1回戦・カールスルーエ戦ではベンチ外。

そういった情報を知って、きっと、心配や不安を抱えているであろう私達に、どんな状況であっても、自分は大丈夫だからと、そう語りかけてくれているようでした。

今週号のAERAを読んで、多くのはせ部の皆様が、涙した事と思います。

そんな皆様の流した涙を、涙に込められた溢れんばかりの長谷部クンへの想いを、長谷部クンに届けられたら・・・と、いつも思います。

以前にも書きましたが、私は、長谷部クンから、励ましや気遣い、より良く生きていく為の術や困難に立ち向かう勇気など、多くのモノを頂いているのに。

本当に、どれほど感謝してもしきれないのに。

そんな自分の想いを、伝えられているのかしら?と、不安に駆られます。

このブログに、長谷部クン宛ての手紙に、一方的に言葉を書き連ねているけれど、その言葉に、きちんと想いは込められているのかと。

長谷部クンの言葉には、いつも、私達を想う気持ちが込められています。

その、長谷部クンの気持ちが込められた言葉を読める幸せを感じながらも。

自分の想いが迷子になっているかも?と、そんな何となくもどかしい思いも感じた今週号でした。



そして、先週発売号のAERAには、このオフに、座禅とお茶に挑戦した事が書かれていました。

長谷部クンには、禅や茶道を体験する事で、日本の伝統を感じながら、心を落ち着かせ、浄化させたいという思いがあったようですが。

本当に、短いオフの間に、あれもこれもとやっていては、昨シーズンの疲れが取れないのでは?と、少々心配もしました。

また、来年のW杯に向けて、出来る限りの事を全てやっておかなければ・・・という、焦燥感のようなものを感じているのでは?とも思いました。

でも、以前読んだ本(*)の中に、こんな文章を見つけて、長谷部クンのサッカーにかける真摯な想いを改めて感じ、また涙しました。

座禅というのは、お釈迦様が教えた人間改造のカリキュラムのひとつで、基本的には「調身」「調息」「調心」の3つを行います。

座禅を通して学んだ事を言葉として遺したものが「禅語」であり、さまざまな場面に遭遇する人間にとって「生きる杖」になるものです。

人間は成長するたびにさまざまな難問にぶつかり、抱える問題も大きくなってきます。

成長の度合いや心境によって起ってくる問題に対して、その解決の糸口を与えてくれる言葉はきっと見つかるはずです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

私たちは、いつも何かに向かって全速力で走っています。

力を入れることが当たり前のように思っています。

しかし、本当に力が入っているかどうかは、実際に力を抜いてみないとわかりません。

それは、いつもとは違ったことをやってみないと、普段、自分がやっていることがわからないということでもあります。

それを気づかせてくれるひとつの方法が座禅ということになります。




すごく上から目線で言わせて貰うと。

長谷部クンは、すごいスピードで、成長を重ねていると思うんです。

そして、その成長の分だけ、重く、大きな責任を背負い、困難な状況に立たされてしまう事も度々あります。

でも、そこから決して逃げる事なく、真正面から向き合って、乗り越え、また成長していかなければなりません。

自分の内面を曝け出し、ありのままの自分を受け入れ、そして、自身の雑念や迷いを振り払い、これまで以上に真摯にサッカーに取り組みたい。

その一念から、新たに座禅に挑戦したのでは・・・?と感じました。

先週号の記事の最後には、次のオフには、座禅やお茶のほかの日本の伝統文化も体験したい、短いオフの中でも、このような時間は大切にしていきたいと書かれていましたが。

さあ、来年は、一体どんな事に挑戦し、どんな新たな長谷部誠の境地を切り開いてくれるんでしょう?

陶芸や、書にも親しんで欲しいですね。

これは、私がやりたい事でもあるんですけど。

って、書道は、長谷部クン、子供の頃に習ってましたね(苦笑)。

私も、子供の頃に習ってましたけど、でも、もう一度きちんと習ってみたいって思っています。

話が少し逸れましたが。

前述の本の中に「無寒暑」という禅語が紹介されています。

寒さや暑さから逃れるためには、寒い時にはその寒さになりきり、暑い時には、その暑さになりきるということです。

つまり、一切の事柄に徹しきることによって、一切の煩わしさを超えることができるという心境を意味します。


長谷部クンは、1日24時間、1年365日、サッカーに徹した生活を送っています。

それならばきっと、全ての煩悩を超えて、その想いは通じるはず。

そんな長谷部クンを、私も、迷う事なく応援していこうと、改めて思っています。

例え、自分の想いが、長谷部クンに伝わらなくても。

長谷部クンへの想いを見失うことなく、そして、長谷部クンの背中だけではなく、しっかりと自分の内面も見つめながら、応援していきます。



*「平常心是道-W杯16強に導いた岡田前監督を支えた言葉」 野田大燈監修



長々とまとまりのない文章になってしまいました。

ごめんなさい。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。



それから。

先日ご紹介した、小出恵介さんの同級生対談に長谷部クンが登場する「Steady.」ですが。

こちら⇒小出恵介さんと同級生対談!

発売日は、今日ではなく、明日7日です!

すみません、訂正してお詫びします。


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