日本時間、明日早朝4時30分キックオフのバイエルン戦に向けて、フランクフルトの選手達は必死で、アウエ戦敗戦のショックを振り払おうとしているようです。
何人かの選手達が、アウエ戦後に取材に応じていますが、その中で、日本語に訳されているものだけご紹介しておきます。
本当に、選手達の悔しくて、もどかしくて、どうしようもない苛立ちが伝わってきます。
その気持ちを、是非、バイエルン戦に向けて欲しいと思っています。
正直、今のフランクフルトのチーム状態では、厳しい戦いになると思いますが。
このチーム、意外と、強い相手には立ち向かっていってくれるんですよね・・・(苦笑)。
kicker.jpのルス選手のインタビュー記事の最後にある通り、バイエルン戦の次はホッフェンハイム戦、その後、代表戦を挟んで、レヴァークーゼン戦と続きます。
バイエルン戦、ホッフェンハイム戦と、内容もなく連敗してしまえば、チームの体制が変わってしまうような事に繋がりかねません。
と、あまり悪い方に考えるのは止めて。
コメントにも頂いているように、チーム一丸となって、強敵相手に怯むことなく、最高のパフォーマンスを見せて、バイエルンのリーグ11連勝を阻止して欲しいと願っています。
そして。
そういえば私、昨年のバイエルン戦、フランクフルトのコメルツバンクアレーナで、生観戦したんですよね・・・。
何だか、遠い昔のように思いますが(笑)。
でも、あのスタジアムで見た光景は、今でも脳裏に焼きついています。
あの時は、バイエルンに歯が立たず、私自身、悔しい思いをしましたので。
今日は、長谷部クンをはじめ、フランクフルトの選手達に、リベンジをして貰いたいと思っています。
とはいえ。
kicker紙の予想では、長谷部クン、スタメンから外れていますね・・・。
Hradecky - Ignjovski, Zambrano, Russ, Djakpa - Stendera, Reinartz - Aigner, Meier, Oczipka - Seferovic
(kicker.de )
後程ご紹介するアウエ戦の評価、確かに良くはないですが、チーム内で、飛びぬけて悪いわけではない感じなんですよね・・・。
アウエ戦では、フランクフルトの左サイドが、防戦一方になってしまっていて(結果、後半から左サイドの組み合わせが変わりました)。
中央も、相手の守りが堅くて、攻めあぐねてボールを前に運べなくて(ボランチのライナルツ選手は、前半のみで交代)。
結局、長谷部クンのいる右サイドが、フランクフルトの攻撃の生命線になっていたんですよね。
なので、長谷部クンが、幾度となくクロスを上げていたのですが、そこを攻撃参加していたと見るか。
或いは、何度も上げたクロスの精度が今ひとつだったと見るか。
クロスの精度が上がれば、結果はついてくると思うんですけどね。
(っていうか、前線の選手が決めてくれれば・・・)
バイエルン戦、長谷部クンが出場するとすれば、右SBにせよ、ボランチにせよ、守備の時間が長くて、なかなか攻撃参加する機会も少ないと思いますが。
数少ないチャンスを決める、或いは数少ないチャンスを作る、そういうプレーが見られればと、期待しています!
頑張れっ、長谷部クン!!
頑張れっ、フランクフルト!!
【採点・評価(DFBポカール2回戦・アウエ戦)】
(kicker.de )
Bild:Note 4 (チーム3位タイ)
(Bild.de より)
Makoto Hasebe:
Sorgte vor der Pause wenigstens ab und an für Angriffe auf rechts. Hinten solide.
(Bild.de )
Frankfurter Rundschau:Schwächelnd (低調・チーム5位タイ)
Makoto Hasebe:
Ohne Bindung, ohne große Aktionen. Er ist kein rechter Verteidiger, er wird keiner mehr. Mit den mittlerweile fast schon üblichen Fehlpässen.
Frankfurter Neue Presse:Schwach (弱い・チーム6位タイ)
Makoto Hasebe:
Eine frühe und gute Vorlage für Meier, kurz danach eine noch bessere für den Auer Handle - und sonst nicht viel. Hat unerklärlich viele Ausschläge nach unten, schwimmt auch zu viel mit. Da muss mehr kommen.
【記事】
http://www.kicker-japan.com/2015/10/aignermaul-halten-und-gas-geben.html#more
DFBポカール2回戦では、3部アウエにまさかの敗退を喫したフランクフルト。相手GKのメネルは「たぶんフランクフルトは、もう勝ったつもりになっていたんじゃないかな。」との見方を示した。
監督:フェー
「うまくプレーできなかったことの報いを受ける結果となったよ。ただポカールはポカール、リーグ戦はリーグ戦ではあるけどね」
その後はホッフェンハイム戦に続き、代表戦後にはレバークーゼン戦が控えており、この状況から早く巻き返すには、なかなか厳しい日程となっている。
長谷部誠の所属するアイントラハト・フランクフルトは第10節のハノーファー戦で6試合ぶりに勝利を収めた。昨シーズンの得点王、アレクサンダー・マイヤーが現在のチーム状況や次節で対戦するバイエルン・ミュンヘンについて語った。
——マイヤー選手、第9節でメンヘングラードバッハ(ボルシアMG)に1-5で敗れた後、サポーターからチームに公開批判文書が届いたそうですね。チーム全体で話し合いは行われましたか?
マイヤー 自分がそれについて知ったのはかなり後のことでした。いずれにしろ、選手はそれぞれ自分の中で処理しています。ファンには意見を述べる権利があるし、彼らの失望も理解できます。特に(第8節の)インゴルシュタット戦(0-2)で全く良いプレーができなかったことは、自分たちでも分かっています。
——実際、今シーズンのフランクフルトはつかみどころがありません。6-2で圧勝したケルン戦や、根気強く戦ったハノーファー戦もあれば、インゴルシュタット戦のような無気力な試合もありました。
マイヤー インゴルシュタット戦は本当にひどかったと思います。あの日のようなひどいパフォーマンスを行ったら、批判されるのは当然ですね。今でもなぜあのようになってしまったのか、よく分からないんです。その前のハンブルク、シャルケ、ヘルタとの試合はそれほど悪くなかったですから。これらの試合のパフォーマンスについては誰も非難しないでしょう。ハノーファー戦でも劣勢を跳ね返しました。
——新加入選手たちがすでにチームにフィットしていることを考えると、パフォーマンスが安定しないのは不思議です。カスタイニョスやフラデツキー、アブラハム、ライナーツら新加入選手の実力はデータでも証明されていますが・・・
マイヤー データも重要ですが、(チームで)一緒にうまく機能することがより重要です。良い選手たちが加入したことは疑いようがないですし、すでに融合した良いプレーも見せられたと思います。ここ数週間のような局面は1シーズンに1回は訪れるものです。だいたいの場合、うまく説明がつかないのですが。ただ数試合連続でそうなってしまうんです。
バイエルン戦「特別な思いはない」が・・・
——ハノーファー戦では後半に巻き返しましたが、もし負けていれば6試合未勝利となっていました。あのとき、今シーズンは残留争いをするのではと心配になりましたか?
マイヤー 心配とはどういう意味でしょうか? 降格圏との勝ち点が4、5しか離れていなければ、そうはもう残留争いです。いずれにしろ、いつでも油断は禁物です。目をつぶってはいけません。今現在、それ以外の目標は口にできません。
——アルミン・フェー監督はハノーファー戦でシステムを4-4-2から4-2-3-1に変更しました。
マイヤー 監督はこの道、長いですし、何をすべきかはっきりと分かっています。チームはそれをハノーファー戦で証明しました。監督は今後も適切な対応をしていくと確信しています。
——それは今週末のバイエルン戦でも不可欠ですね。今のバイエルンが負けるとは誰も思っていないでしょうから、選手にとってやりがいはありますか?
マイヤー バイエルン戦は他の試合と全く変わらないごく普通の一戦で、特別な思いはないという一方、今シーズンで一番のタスクだとも思います。というのも、今のバイエルンは最強のチームですから。
——あなたのような一流の選手にとっては(バイエルン戦で)力を試すのが楽しみではないですか?
マイヤー 自分はどの試合も、どの対戦相手でも楽しみにしていますよ。
——バイエルンとの試合では彼らの凄さに少しでも魅了されるものですか?
マイヤー たぶん魅了されるというよりも、バイエルンがどのようなレベルのサッカーをするのか、楽しんでいますね。ドイツ最強のチーム、あるいは世界一と言っていいかもしれません。彼らの功績を尊敬し、称賛しています。
——あなたはストライカーですから、ロベルト・レバンドフスキのことは好きですか?
マイヤー レバンドフスキは世界クラスですよ。バイエルンでは誰もが世界クラスですが。自分はトーマス・ミュラーがとても好きです。個人的にはあまり知りませんが、彼のインタビューなどでの緩い感じがいいですね。選手としてはストライカーで、常にゴールやアシストをしていますし。ミュラーは本当に卓越したサッカー選手です。
——あなたについても同じように言う専門家はいますし、ドイツ代表チームに招集をとの声も上がっていました。
マイヤー それについては自分の業務ではないのでね。何かしたからって、何も変わるものではないですし。
30日に行われるブンデスリーガ第11節で日本代表MF長谷部誠が所屬するアイントラハト・フランクフルトとバイエルン・ミュンヘンが対戦する。
ホームのフランクフルトは現在12位。前節はハノーファーと対戦し、2-1で勝利。6試合ぶりの白星を挙げた。この試合で19歳のマルク・ステンデラが見事な2ゴールを挙げ、勝利に導いている。
一方のバイエルンは前節ケルンに4-0の大勝を収め、開幕からの連勝を10に伸ばしている。戦列復帰したアリエン・ロッベンが先制ゴールを挙げる活躍を見せ、さっそく好調ぶりを見せつけた格好だ。バイエルンはこれでブンデスリーガ創設以降、1000勝目を最速で達成している。
独『キッカー』は、ハノーファー戦で先発した長谷部がこの試合でベンチスタートになると予想。バイエルンはロッベンが引き続き先発すると見込まれ、20歳のMFヨシュア・キンミッヒが中盤でアルトゥーロ・ビダル、チアゴ・アルカンタラとトライアングルを形成すると予想されている。
試合は日本時間31日午前4時30分キックオフ予定。
以下、『キッカー』による先発予想。
フランクフルト
GK:フラデツキー
DF:イグニョフスキ、ザンブラーノ、ルス、ジャクパ
DMF:ステンデラ、ライナルツ
OMF:アイクナー、マイアー、オツィプカ
FW:セフェロビッチ
バイエルン・ミュンヘン
GK:ノイアー
DF:ラフィーニャ、ベナティア、ボアテング、アラバ
MF:キンミッヒ、ビダル、チアゴ
FW:ロッベン、レヴァンドフスキ、コスタ
(the WORLD)