今朝、Twitterをチェックしていて、思わず「えっ、嘘でしょ!?」と声を上げました。
マルコ・ルスに腫瘍が発見されました。 アイントラハト・フランクフルトは彼の早期回復を心より願っています。 Gute Besserung Russ !
(Eintracht Frankfurt 日本語Twitterより)
kicker日本語版サイトの記事によると。
大衆紙ビルトによればダルムシュタット戦の時に受けたドーピング検査で、マルコ・ルスのホルモン値が高かったことから、さらに病院で血液・尿検査、さらに超音波検査も行い、同選手に腫瘍がみられることが判明。来週火曜にも手術を受ける必要があるという。
しかしそれでもルスは、本日開催のニュルンベルクとの入れ替え戦1stレグでの出場を直訴。コヴァチ監督は、ルスをメンバーへと登録している。
(kicker日本語版サイトより)
ダルムシュタット戦の後、ドルトムント戦も、ブレーメン戦も、いつも通り、熱いプレーを見せてくれていました。
もちろん、今日のニュルンベルクとの入れ替え戦第1戦の出場を見据えて、昨日まで練習に励んでいた事と思います。
それが、こんな事になるなんて・・・(涙)。
ルス選手はもちろんですが、フランクフルトのチームメート達、監督・スタッフのショックは計り知れないと思います。
サッカーの勝敗に関する事ならまだしも、このような試練は、あまりにも過酷過ぎます。
それでも、記事にもある通り、ルス選手自身は、フランクフルトの1部残留に向けて、絶対に試合に出たいと直訴したそうですし。
チームとしても、離脱中のマイアー選手に代わって主将を務め、CBの左でフランクフルトの守備を支えているルス選手を欠くのは、正直、かなりの痛手となります。
ルス選手の状態が、どのような状態にあるのかわからないので、うかつな事は言えませんが。
ルス選手の体調や心理状態、他の選手に与える影響等を考えて、コヴァチ監督には、情に流される事なく、これまで以上に的確な判断をお願いしたいと思います。
そして、こういう時に頼りになるのは、長谷部クンのような経験豊富な選手です。
マイアー選手の出場が不透明な状況ですので、ピッチ上では、恐らく最年長の選手になると思います。
若い選手達の中には、「ルス選手の為に勝利を!!」と、必要以上に気負ってしまう選手も出てくるかもしれません。
こういう時こそ、心を整えて、平常心を保ち、プレーは熱くても、とにかく頭は冷静にいる事が大事だと思います。
長谷部クンには、そういうプレーを見せて、チームを引っ張り、勝利に導いて貰いたいと思っています。
Bild紙の最後は、このような文章で締めくくられています。
Einen wichtigen Sieg will er heute auf dem Rasen feiern. Doch ein noch viel größerer Kampf wartet auf ihn.
(Bild.de)
彼(ルス選手)は、今日、ピッチで大きな勝利を祝いたいと思っています。しかし、はるかに大きな戦いが、彼を待っています。
とても重い文章ですが。
これから癌との闘いに挑むルス選手を、ニュルンベルク戦の勝利で送り出してあげられるよう、心から願っています・・・。
そして、火曜日の手術の成功と、一日も早い回復を、心からお祈りしています。
今日は、また別記事で、ニュルンベルク戦に向けての記事を書きます。
【記事】
フランクフルトに衝撃。ルスに腫瘍が判明。:kicker日本語版サイト
Schwere Erkrankung bei Marco Russ:Eintracht Frankfurt
Tumor bei Doping-Probe entdeckt:Bild.de