昨夜行われた、DFBポカール1回戦・マグデブルク戦。
フランクフルトは、7分にフルゴタ選手のゴールで先制するも、86分に同点に追いつかれ、延長戦へ。
延長戦では、100分に、CBのヘクター選手が、この日2枚目となるイエローカードを受けて退場。
フランクフルトは10人の数的不利な状況になったものの、相手の猛攻をなんとか凌いで、決着はPK戦へ。
65分にボランチで途中出場していた長谷部クンは、PK戦、3番目のキッカーとして蹴ったのですが、GKにセーブされてしまいます。
ですが、守護神、GKのフラデツキー選手の活躍で、フランクフルトはPK戦を制して、ポカール2回戦へと進みました。
いやあ、以前、コヴァチ監督が、マグデブルクを警戒しているコメントを出していましたが、その通りの展開になってしまいましたね。
この試合、後半始まってすぐ、フランクフルトのサポーターが発煙筒を焚いて、それに怒ったマグデブルクサポーターがピッチに降りてこようとするなど、一触即発の騒ぎに。
フランクフルトのサポーターは、ここ何年も騒ぎを起こし、クラブは何度も制裁金を科されているんですよね。
財政的に厳しいクラブなのに、どれだけクラブに迷惑をかけているのか、わかっているんでしょうかね?
その騒ぎの間、一時選手達はピッチを離れ、試合は中断し、7~8分後に再開。
そんな影響もあったんでしょうか、チームは先制後もなかなか流れを掴めず、追加点も奪えず。
逆に、相手に押し込まれる時間が多く、終盤、相手のFKから同点ゴールを許してしまうなど、フランクフルトにとっては苦しい内容でした。
長谷部クンも、途中出場で難しい状況の中、必死にプレーしていましたが。
出場して間もなく、相手選手をPAのすぐ外で倒して、イエローカードを受けたり(このプレーは、長谷部クンがちょっと躓いて、それに相手選手がひっかかってしまったように見えました)。
相手のFKを、ヘディングでクリアしようとしたもののクリアし切れず、軌道が変わって、同点ゴールになってしまったり。
PKを外してしまったりと、シーズンのスタートとしては、厳しいものになってしまいました。
それでも、チームが勝利した事は、ポジティブに考えて良いかなと思います。
インタビューや写真からも、他の選手がPKを決めてくれて、また、フラデツキー選手がビッグセーブを連発してくれて、チームが勝利した事に、ホッとしている様子が伝わります。
長谷部クン自身、インタビューで答えていますが、チーム内のボランチのスタメン争いは、かなり激しいものとなりそうです。
でも、長谷部クンなら、そのスタメン争いを勝ち抜いて、きっと、今週末のリーグ開幕戦のピッチに立っていると、そう信じています!
頑張れっ、長谷部クン!!
頑張れっ、フランクフルト!!
【ハイライト動画】
Magdeburg - Eintracht Frankfurt DFB Pokal 2016
(試合のハイライトは、1分後位から始まります)
【記事】
(ブンデスリーガ公式サイトより)
長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトは8月21日、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)1回戦でマグデブルク(3部)と対戦した。90分を1-1で終えると、延長戦でも決着はつかず、PK戦によってフランクフルトが勝利を収めた。65分から出場した長谷部が試合後、インタビューに応じた。
——勝利、おめでとうございます。
長谷部 味方に勝たせてもらったかなと。自分はPKも外しましたし、自分が入ってから不運な形ではありましたけど、失点して。きょうは試合を通して、最初の10分以外はあまりいいサッカーができなかったかなと思います。
——(ボランチの)定位置争いが激しくなったようですが?
長谷部 新しくレアル(・マドリード)から来た選手も良い選手ですし、レギュラー争いの中で、ぎりぎりまで誰が出るか分からない感じだった。準備期間が7週間ほどあって、初めての公式戦だったので、そこで出られなかったのはもちろん悔しいです。
——途中からの出場でした。
長谷部 もう少し流れを変えられるようなプレーはしたかった。
——PKについては・・・?
長谷部 いつもあっちに蹴っているので、向こう側に蹴ろうとは思っていましたし、コースも悪くなかったですが、GKに完全に読まれて防がれましたね。
——今季に向けた抱負をお願いします。
長谷部 昨季は最後まで残留争いをした。ことしは監督も言うように、もう少し落ち着いたシーズンを送ろうと。残留争いに巻き込まれないようにやっていくことが大事。個人的には、レギュラー争いの中でしっかりポジションを勝ち取りたいと思います。
(ブンデスリーガ公式さいと)
ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)1回戦の3日目が8月21日に行われ、長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトはマグデブルク(3部)にPK戦の末に勝利し、2回戦へ進出した。長谷部は65分からの出場となった。
マグデブルク 1-1(PK3-4) アイントラハト・フランクフルト
立ち上がりから試合を優勢に進めたフランクフルトが7分、先制点を挙げた。ボランチのマスカレルから前線でピンポイントのロングパスを受けたFWルコダがキックフェイントで相手DF2人を交わし、狙い澄まして右足でゴール。新加入の2選手から生まれた得点だった。これでフランクフルトが波に乗るかと思われたが、マクデブルクの闘志に火がつき、フランクフルトが自陣にどんどん押し込まれる。再三のピンチも何とか無失点に抑え、フランクフルトが1点をリードで前半を折り返した。
65分にボランチの位置に投入された長谷部だが、その4分後にペナルティーエリアぎりぎりの位置で相手を倒してしまい、ひやっとする場面も。その後は両者譲らなかったが、86分にハマンに直接FKを決められ、勝負は振り出しに戻った。試合終了間際には相手FWにGKフラデツキーと1対1の場面をつくられたが、土壇場での逆転は免れて試合は延長戦へ突入した。
100分、CBヘクターが相手の決定機を阻止し、この日2枚目のイエローカードを受けて退場する。数的不利となったフランクフルトは、相手の猛攻を何とかしのぎ、PK戦へと持ち込んだ。3人目の長谷部は相手GKにセーブされてしまったが、フランクフルトが4-3でPK戦を勝利し、辛くも2回戦へ駒を進めた。
(ブンデスリーガ公式サイト)
途中出場の長谷部はPK失敗も…チームはかろうじて1回戦突破《DFBポカール》:超ワールドサッカー
(超ワールドサッカーより)
DFB杯1回戦3日目…日本人選手所属3クラブはいずれもPK戦で辛勝:ゲキサカ
【写真】
(op-online.deより)
(op-online.deより)
最後になりましたが。
関東以北の地方の皆様には、今回の台風で大きな被害を受けられたようで、とても心配しています。
どうか、これ以上の被害が出ませんよう、心から願っています。