MF長谷部誠がフランクフルトでのリーグ戦100試合出場の節目を、無失点での勝利で飾った。リーグ戦では実に15試合ぶりの完封。守備陣の中心で奮闘し「前半からいいゲームができていた。ゼロに抑えられたのは、後ろの選手としては非常にうれしい」と喜びも膨らんだ。

 

 前半に1点を先制。後半は押し込まれる時間帯もあったが、相手がPKを失敗するなど運も味方した。自らの役割は「守備だけではなく、組み立てや、チームを落ち着かせることとか」と多岐にわたると自覚する。「チームとしてしっかりやれている」との言葉には大黒柱の風格がにじんだ。

 

 後半戦3試合は2勝1分けで、暫定ながら順位も2位まで上げた。それでも長谷部は「(昨季は)この時期3位で、その後失速した。謙虚にやっていかないと」と気を引き締め、先をにらんだ。