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Channel: よっしーのひとりごと
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2014-15シーズン前半・フライブルク戦を振り返って~その3~。

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フライブルク戦を振り返って~その3~は、現地メディア、ファンの評価と、私の試合を観ての感想を織り交ぜて書いてみようと思います。


では、まず、日本語のサイトにアップされた、現地メディアの採点・評価をご紹介します。


独紙評価:乾は「もっとストレートに」:Goal.com

 

長谷部は「大きな影響を及ぼす選手」

 

23日に行われたブンデスリーガ第1節、フランクフルトはホームでのフライブルク戦で1-0で勝利を収めた。MF乾貴士&長谷部誠はともにスタメンとして出場。長谷部は90分間プレーし、乾は68分に交代している。

フランクフルトのトーマス・シャーフ新監督は、乾をトップ下で起用。フライブルクが高いポゼッション率を維持したこの一戦で、同選手はフランクフルトの得点の起点にもなり、何度かチャンスにも絡んでいる。一方の長谷部はボランチとして、主に守備面で貢献した。

ドイツ『ビルト』(チーム平均点3.08)は、乾のパフォーマンスに3と及第点、長谷部に対してはDFコンスタント・ジャクパ、FWルーカス・ピアソンと同じチーム最低タイの4をつけた。最高点は2で、数々の好セーブを見せたGKケヴィン・トラップ、ゴールを挙げたFWハリス・セフェロビッチに与えられている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

『キッカー』(チーム平均点3.4)では乾は3.5とほぼ平均値。長谷部は4となっている。また同メディアでは、守護神トラップが2と単独最高点でマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。一方、ピアソンにチーム単独最低点の4.5がつけられている。

採点を行わない地元『フランクフルター・ルンドシャウ』での寸評では、乾について次のように記している。

「序盤はあまりうまくいかず、ボールロストが多かった。アイデア豊富で創造性を持つが、全体的にもう少しストレートにやるべき。だが、1-0につながるような良いパスも時折出している」

『フランクフルター・ルンドシャウ』では、長谷部の方がやや高めに評価されているようだ。同メディアは日本代表主将のデビュー戦について、次のようにまとめている。

「非常に懸命で、キープ力が高い(守備と攻撃の)重要なつなぎ役。一見では分からないが、その効果があとで明らかになるプレーをよく見せる。試合の中で、大きな影響を及ぼすことができるはずだ」

シャーフ新体制下で白星発進となったフランクフルトは次節、敵地でのヴォルフスブルク戦に臨む。

(Goal.com)

 
 

独メディア採点…2得点に絡んだ原口は「見応えのあるデビュー戦」:サッカーキング


 ドイツの各地元メディアは、2014-15シーズンのブンデスリーガ開幕戦における日本人選手の採点と寸評を発表した。

 ブレーメンとの対戦に先発フル出場したヘルタ・ベルリンのFW原口元気が、2得点に絡む活躍で、今節の日本人選手の中で最高点となる「2.5」の評価を受けている。また、パーダーボルン戦に先発フル出場したマインツのFW岡崎慎司は、1ゴールを挙げて「FWがすべき仕事をしっかり果たした」との評価をとなった。

 採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)


■長谷部誠(フランクフルト) 
対フライブルク戦(1-0○)フル出場

 

『Frankfurter Rundschau』
採点:Ganz okay(十分合格)
寸評:ミツバチのように動き回り、ボールキープも高く、重要なつなぎ役をこなした。ワンテンポ置いた後にその効果を発揮するプレーを数多く見せた。もっと印象に残る動きもできただろう。

■乾貴士(フランクフルト) 対フライブルク戦(1-0○)先発出場、68分交代

 

『Frankfurter Rundschau』
採点:So lala(まあまあ)
寸評:序盤はツキもなく、ほぼ全てのボールを失った。アイデアと創造性を持っていたが、全体的に仰々しさ、落ち着きのなさがあった。しかしながら、先制点の場面など、連係ではいいプレーがあった。

(サッカーキングより抜粋)

 

  

上記記事中の、Frankfurter Rundschau(フランクフルター・ルンドシャウ)の元記事、ご紹介しておきますね。


2014-15前半01フライブルク戦-44
Frankfurter Rundschau より)

Makoto Hasebe: Ganz okay

Bienenfleißig, ballsicher, wichtiges Bindeglied. Macht viele Dinge, die erst auf den zweiten Blick ihre Wirkung entfalten. Könnte dem Spiel noch mehr seinen Stempel aufdrücken.

(Frankfurter Rundschau)

 

 

また、kicker紙とBild紙の元記事も、ご紹介しておきます。

 

Trapp (2) - Ignjovski (3,5) , Anderson (3) , Russ (3) , Djakpa (4) - Lanig (3,5) , Hasebe (4) - Valdez (3,5) , Inui (3,5) , Piazon (4,5) - Seferovic (2,5)
kicker.de
 
 
2014-15前半01フライブルク戦-46
Bild.de より)
 

  

もうね、kicker紙やBild紙の評価が低いのは、今に始まった事ではなので、私個人的には気にしていないのですが。

 

試合を見ていない方々が、それも、かなり発言に影響力のある方が、このkicker紙やBild紙の評価を鵜呑みにして、長谷部クンのプレーを語るのだけは止めて頂きたいと。


ちゃんと試合を見れば、数字には表れないプレーで、フランクフルトのチームの勝利に貢献している事がわかるんですよ。


「Frankfurter Rundschau」の寸評が、まさに的を射た表現だと思いますし。


同じ地元紙の、「Frankfurter Neue Presse」も、長谷部クンのプレーに対して、良い評価を下しています。


フランクフルトフォトセッション-12
Frankfurter Neue Presse より)


Makoto Hasebe: Gutes Stellungsspiel, einige gute Pässe. Vor der Pause kam nicht viel Aufbauarbeit, später besser.

(Frankfurter Neue Presse)


翻訳サイトを参考に意訳すると。


「良いポジショニングで、いくつかの美しいパスを見せた。前半はあまり目立たなかったが、後半は良くなった。」


といった感じでしょうか?


そして何より嬉しいのは、フランクフルトのサポーターが、長谷部クンのプレーをとても気に入ってくれている事。


フランクフルトの公式サイトのフォーラム に、多くのサポーターが、自分なりのフライブルク戦の各選手の評価や寸評を、書き込んでいるのですが。


数字での評価も、非常に高いものですし、寸評も、それを、翻訳サイトで訳して読んでみると、涙が出るほど嬉しいものばかりでした。


例えば。


長谷部2+しっかりと真ん中で仕事を行いましたゲーム構築については静かでした。かつて主将が長くいたポジションですが、(主将がいなくなっても)嘆く必要はありません。


長谷部3.0守備は本当に強いしかし、ビルドアッププレーでは、特に前半あまりにも小さかったその後後半は増加した。」

 

長谷部2 :守備は重く多くの洞察力と賢明なパスを通した多少のミスがありましたが、全体の印象としては良好。」


等々のコメントが並んでいます。


以下のサイトの、最初のコメントから訳していますので、ドイツ語が堪能な方には、是非、この訳をチェックして頂きたいです。


Noten gegen den SC Freiburg:Eintracht Frankfurt


そして、私の、フライブルク戦の長谷部クンの印象も、このフランクフルトのサポーターの方々と同様の印象です。


前半は、非常に慎重に、固く入ったなと。


チーム自体、フランクフルトは、ある程度フライブルクにボールを持たせて、相手の中盤より前で、ポイントを決めてボールを奪い、一気にカウンターという戦い方に対し。


フライブルクは、フランクフルトのDFラインから激しくプレスをかけてくるので、長谷部クン自身、それ程良い位置で自由にはさせて貰えなかった感じでした。


だからこそ、慎重に、前半は様子を見ながらチャンスを伺う・・・という入り方をしたんだと思います。


前半、早い時間帯に先制したので、とりあえず前半はリードを保ったままで折り返し、後半、もう1点を取りに行くといった感じだったのでしょうか?


後半は、フランクフルトもかなり前からプレスをかけていき、長谷部クンも、ラーニヒとバランスを取りながら、攻撃の起点となるようなパスを何度か通していましたが。


残念ながら、得点には結びつかなかったので、kicker紙やBild紙では、評価が低いんだと思います。


守備面でも、前後半1本ずつ、PA内で相手のシュートを防ぎましたし。


派手さはないですが、正確なポジショニングで、相手の攻撃を遅らせ、パスコースを塞ぐなど、堅実な守備を見せていたと思います。


そういう数字に表れない長谷部クンのプレーの良さを、フランクフルトのサポーターの方々はわかってくれている・・・。


もうそれだけで、フランクフルトのクラブ、サポーターが、これまで以上に大好きになりました(笑)!


長谷部クンには、是非、クラブやサポーターを、更に喜ばせる活躍を見せて欲しいと、心から願っています。




最後に、試合の写真を一枚。

 

何度も見ていますが、イケメン4人組の歓喜の写真です。

 
2014-15前半01フライブルク戦-45

Frankfurter Allgemeine より)



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