昨夜のシャルケ戦を振り返る記事は、また明日にでも書くとして。
コメントにもいくつか頂いていますが、「Number 861号 」に連載の、“ザックジャパン通訳日記―ブラジルW杯の真実―”について、少し触れたいと思います。
皆様もうご存知かと思いますが、ザッケローニ監督の通訳・矢野大輔さんの通訳日記、第2回目が掲載されています。
冒頭部分が少し公開されています。
ザックジャパン通訳日記―ブラジルW杯の真実―:Number Web
ただ、連載初回の時と同様、肝心な部分は、雑誌でしか読めませんので、皆様、是非雑誌をご覧下さい。
その中で、アメリカでの直前合宿で交わされた、ザッケローニ監督と長谷部クンとの対話が公開されています。
それを読むと、ザッケローニ監督と長谷部クンの、2人のW杯に懸ける情熱、お互いの深い信頼関係、それぞれの悲壮なまでの覚悟、様々な想いを感じる事が出来ます。
特に、ザッケローニ監督が長谷部クンにかけたいくつかの言葉は、私達長谷部クンのファンの心の琴線に触れるものでした。
皆様の仰る通り、涙なくしては読めない、そんな記事になっています。
ここまで自分を信頼し、最後の最後まで自分を信じて待ってくれた監督と出会えた長谷部クンは、本当にサッカー選手冥利に尽きると思いますし。
長谷部クンが、選手生命を懸けてでも、そのザッケローニ監督の期待に応えたいという想いを抱いたのも頷けます。
どれ程強い想いで、監督や長谷部クンがW杯に臨んだのか、そこまでのプロセスを知れる機会は、監督や選手が話す以外では、ほとんど知ることが出来ないので。
こうして矢野さんが日記を公開してくれた事には、心から感謝しています。
ただ。
だからこそ、それらの言葉は、ザッケローニ監督と長谷部クンの胸の内に、そっとしまっておいても良かったのかな・・・?という思いも、正直私にはありました。
長谷部クン以外にも、他の選手達が読んだ時に、どんな風に想うのかな・・・?とも。
そして、長谷部クンは、自身の怪我については、あまり知られたくないという思いもあるだろうし・・・。
という、少々複雑な思いをしていましたが。
実は、先週金曜日に放送された、デイリーサッカーニュース Foot! FRIDAY“ESPECIAL” という番組に、矢野さんがゲスト出演されていて。
その番組を見て、この日記公開には、矢野さんなりの強い想いがあるんだと、改めて知りました。
4年間、ザッケローニ監督を一番傍で支えてきた矢野さんは、長谷部クンと同じ位、いえ、もしかしたらそれ以上に、W杯の結果に、悔しい思いをしている事でしょう。
その矢野さんが、ザッケローニ監督が、日本代表チームが、日本代表選手達が、全身全霊を込めて挑んだW杯までの戦いを伝える事が、自分がなさなければならない事だと、そう思っているのなら。
その思いを止める権利は、誰にもないのだろうな・・・と。
デイリーサッカーニュース Foot! FRIDAY“ESPECIAL” は、J SPORTS2 で放送されましたが。
再放送が、今夜、深夜01:54~深夜02:54と、明日の朝、午前06:00~午前07:00にあります。
もし、見られる環境の方がいらっしゃいましたら、是非、ご覧になって下さい。
今日の記事のタイトルは、その矢野さんが、長谷部クンにかけた言葉です。
「一緒にW杯に行こう!一緒に戦おう!」という、矢野さんの想いが詰まった言葉を、ご紹介がてら、この記事のタイトルとさせて頂きました。
最後に、昨夜のシャルケ戦の写真を少しだけご紹介しておきますね。
(Eintracht Frankfurt Facebook
より)
(Eintracht Frankfurt Facebook
より)
(Eintracht Frankfurt 日本語版Facebook より)
それから。
Eintracht TVで、長谷部クンの試合後のインタビュー が公開されています。
非常に流暢なドイツ語で、インタビューに答えています。
Eintracht TVに登録されている方は、是非どうぞ!