昨夏、フェー監督が、それまで指揮していたフランクフルトを離れる際に。
「このクラブを前進させる1人の選手がすでにサインをした。彼は本当に優れた選手だ」
そんなコメントを残したそうです。
そして、再びこの夏、フェー監督がフランクフルトを指揮する事となり。
フェー監督が「クラブを前進させる選手」と称した選手が、長谷部クンだった事がわかりました。
フェーの置き土産…1年前にフランクフルトの未来を託されていた長谷部:Goal.com
(Goal.com より)
「このクラブを前進させる1人の選手がすでにサインをした」。1年前にアルミン・フェー監督は、こう言い残してフランクフルトを去った。それが日本代表MF長谷部誠だったという。ドイツ『FAZ』が伝えた。
2011年夏から3年間にわたってフランクフルトを率いたフェー監督は、昨年3月に契約を更新しないと発表。このシーズンを終えてクラブを去ったが、その裏でブルーノ・ヒューブナーSD(スポーツディレクター)とともに長谷部の獲得に動いていたという。
フェー監督は2009-10シーズンにヴォルフスブルクで長谷部と出会った。日本代表MFの力を高く評価する同指揮官は、当時ニュルンベルクにいた元教え子がフランクフルトに役立つと確信していたようだ。
フランクフルトを去る際、フェー監督は「このクラブを前進させる1人の選手がすでにサインをした。彼は本当に優れた選手だ」とコメント。このときは具体的な名前を挙げなかったが、長谷部のことを指していたという。
その後、フェー監督はシュトゥットガルトと契約を交わしたが、成績不振の責任をとって就任から5カ月で辞任。この夏にフランクフルトに戻ってきた。
フェー監督の長谷部に対する評価が高いことは明らか。今シーズンのフランクフルトは中盤のポジション争いが注目されているが、『FAZ』は長谷部が新加入のMFシュテファン・ライナルツとともに中盤の底で起用される可能性が高いとしている。
(Goal.com)
元記事のタイトルは、「ゼロに戻ります」。
フェー監督が新たに就任し、ポジション争いがゼロからのスタートとなった事や、長谷部クン自身、その競争を歓迎しているという事。
そして、昨季の長谷部クンの活躍ぶりと。
今季はゴールを狙い、再びヨーロッパの舞台を目指すという、長谷部クンの意気込み等が書かれていますが。
中でも、フェー監督が、昨季、2部に降格が決まったニュルンベルクから、フランクフルトへの移籍に尽力してくれたという部分が、日本語に訳されています。
昨年、シャーフ監督が就任した際に、長谷部クンの獲得については、自身が監督に決まる以前から、ヒュブナーSDが動いていたと、インタビューで答えていました。
フランクフルトのシャーフ新監督インタビュー(2):ブンデスリーガ公式サイト
フェー監督が、いつ頃から長谷部クンのフランクフルトへの移籍を要望していたのかはわかりませんが。
昨夏、フランクフルトに移籍が決まった際に、フェー監督からの要望があり、ヒュブナーSDが獲得に動いたという経緯を、長谷部クンは聞いていたかもしれませんね。
そして一年後、自分をフランクフルトへと導いてくれたフェー監督が、チームに戻ってくる事に。
縁があったんでしょうね、きっと。
昨季、シャーフ監督の超攻撃的サッカーを楽しんでいた選手達が多い中で(苦笑)。
フェー監督がどのような戦術を選び、選手達がピッチの上でそれを体現できるかどうか、まだわかりませんが。
昨季からチームに所属する選手と、新たに獲得した選手が上手く融合し、その上で、フェー監督の手腕が発揮され。
最終的に、今季終了後には、ヨーロッパの舞台への挑戦権を得られていますように・・・。
「クラブを前進させる選手」と、そう称してくれたフェー監督の期待に、応えられる長谷部クンの活躍が、今季見られますように・・・。
最後に、フランクフルトの情報を少し。
クラブは、バルデス選手との契約を、解消したそうです。
ベテランの選手で、明るく、チームをまとめてくれる頼りになる選手だったのですが。
本当に、怪我さえなければ・・・と悔やまれます。
【記事】
Nelson Valdez verlässt Eintracht Frankfurt:Eintracht Frankfurt
フランクフルト、パラグアイ代表FWバルデスと契約解除:超ワールドサッカーWeb
(記事は、リンク先でご覧下さい)
http://www.kicker-japan.com/2015/07/eintracht-reist-ohne-alex-meier-ins-trainingslager.html
アイントラハト・フランクフルトは、二次キャンプでもブンデス得点王不在で臨むこととなった。
しかしこれは決して驚くようなニュースではない。
(kicker.jp)