遅くなりましたが、3日に埼玉スタジアムで行われた、ロシアW杯アジア2次予選・カンボジア戦を振り返る記事を。
今日は、長谷部クンの試合後のコメント等の記事を中心にご紹介したいと思います。
先に、リンクを貼ったタイトルのみを、その後、記事やコラムを引用掲載してご紹介したいと思います。
多くの記事やコラムをご紹介する事になりますので、かなり長い文章になると思います。
ご了承下さい。
タイトルをご覧になって、読みたいと思われる記事のみ読んで頂くのも良いかと思います。
【試合後のコメント・記事・採点一覧】
長谷部誠「もう少しアイデアが必要」/日本代表:ISM(YAHOO!ニュース)
カンボジアに3-0勝利で、ワールドカップ予選初白星:SAMURAI BLUE ニュース
【カンボジア戦後コメント集】ハリル監督「3点取ったが、もっと取れた」:サンスポ
3ゴールにも不満な主将MF長谷部「最後の精度は上げないといけない」:サッカーキング
「シュートへの意識」は向上も「最後の精度」が…長谷部「もっと多くの点を」:ゲキサカ
長谷部は反省「シュートの精度…上げていかないと」:日刊スポーツ
危機感募らせる長谷部主将「もっと点を取らなければいけない」:スポニチ
長谷部 アジアの難しさ痛感「点を取っても出てこなかった」:スポニチ
ハリル日本、カンボジアに勝利も喜べぬ内容:ISM(YAHOO!ニュース)
長谷部、3得点も内容に不満。課題は変わらず「最後の精度」:フットボールチャンネル
ベタ引きの相手を崩す難しさを「改めて感じた」長谷部。攻略には「しつこくやるしかない」:フットボールチャンネル
ハリルJ、攻撃活性化の鍵は? 求められる長谷部・山口の覚醒:フットボールチャンネル
長谷部の自己改革 「決定的シーンをものにしたい」と攻撃にも意欲:SOCCER MAGAZUNE ZONE WEB
【日本 対 カンボジア】サッカーダイジェスト取材記者の採点&寸評:サッカーダイジェストWeb
レーティング:日本 3-0 カンボジア《ロシアW杯アジア2次予選兼アジアカップ2019予選》:超ワールドサッカー
長谷部誠「もう少しアイデアが必要」/日本代表:ISM(YAHOO!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150904-00000012-ism-socc
(ISM:YAHOO!ニュースより)
日本代表は3日、2018年W杯アジア2次予選兼AFCアジアカップ2019予選でカンボジアと対戦し3対0で勝利した。以下、試合後のMF長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)のコメント。
●長谷部誠コメント
「やはりゴールの数は少ないですし、これだけ引かれるとひとりひとりが考える時間が長くなってしまうというか、それでダイレクトのプレーはやはり少なかったと思う。そういうところはもう少し入れてプレーしたかったなと思います」
Q:シンガポール戦に比べるとサイド攻撃が多かった?
「サイドを使って攻撃するというのは練習からかなりやっていましたし、そこは意識してやってはいましたけど、クロスの精度はまだまだ低い。あとはサイドからもう一度やり直す工夫のところでもう少しアイデアが必要かなと思います」
Q:引かれた中で準備してきたことはできた?
「出せた部分もあるし、もう少し工夫しなければいけない部分もありました。やっていてチャンスになるなと思ったのが、ペナルティエリアとゴールエリアの間のスペース、あそこを使えた時に前半、特に最初の方はチャンスになっていたので、そこは突いていこうという話はなかでも話していたけど、そこがもう少しうまく使えればなと。えぐって、ビッグチャンスにはなっていたのかなって思います」
(ISM:YAHOO!ニュース)
カンボジアに3-0勝利で、ワールドカップ予選初白星:SAMURAI BLUE ニュース
http://www.jfa.jp/samuraiblue/news/00007294/
MF 長谷部誠 選手(アイントラハト・フランクフルト)
シュートの意識は多少変わった部分はあると思いますが、チャンスの数はシンガポール戦と変わらないので、最後の部分での精度はまだまだ足りないですし、相手のペナルティボックスの高さのラインに入ったら、もう少し工夫も必要です。しっかりリカバリーをして、次はもっともっと決定的なシーンをものにできるように、全員でやっていきたいです。
(SAMURAI BLUE ニュースより抜粋)
【カンボジア戦後コメント集】ハリル監督「3点取ったが、もっと取れた」:サンスポ
http://www.sanspo.com/soccer/news/20150903/jpn15090322000011-n2.html
「チャンスの数はシンガポール戦とあまり変わらなかったが、相手のミスもあった。精度を上げないといけないし、もう少し工夫が必要。個人的には満足できない」
(サンスポより抜粋)
3ゴールにも不満な主将MF長谷部「最後の精度は上げないといけない」:サッカーキング
http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20150903/346674.html
(サッカーキングより)
ロシア・ワールドカップ アジア2次予選が3日に行われ、日本代表とカンボジア代表が対戦した。試合はFW本田圭佑、DF吉田麻也、MF香川真司が得点を奪い、日本が3-0で快勝を収めている。試合後、MF長谷部誠がインタビューに応じた。
日本はFIFAランキングで180位のカンボジアを相手に快勝を収めたが、キャプテンを務める長谷部は「チャンスを外しての3-0で満足できないですね。このぐらいの試合ならもっと点を取らないといけないというのが正直な気持ちです。シュートへの意識は多少変わったと思いますが、チャンスはシンガポール戦と変わらないですし、最後の精度は上げないといけないと思います」と、満足いく結果ではなかったと述べている。
最終局面でのプレーについては「センタリングの精度もそうですし、ボックスに入ったらもう少し工夫が必要だと思います。シュートへの意識はしつこく言われていたので、意識はしました。ただバランスは考えましたし、チャンスはあったと思うので、満足はしていないです」と、以前よりもシュートへの意識が高まったことを明かしている。
今後に向けては「次はもっと決定的なシーンをものにできるように、全員でしっかりやっていきたいです」と、チャンスをものにできるようにプレーの質を向上させる必要性を語った。
日本代表は、8日にイランの首都テヘランにあるアザディ・スタジアムでアフガニスタン代表と対戦する。
(サッカーキング)
「シュートへの意識」は向上も「最後の精度」が…長谷部「もっと多くの点を」:ゲキサカ
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?171120-171120-fl
(ゲキサカより)
[9.3 W杯アジア2次予選 日本3-0カンボジア 埼玉]
日本代表キャプテンMF長谷部誠は危機感を募らせた。「多くのチャンスを外したなと。まあもちろん3-0では満足できないですし、これぐらいの試合であればもっと多くの点を取らなければいけないというのが正直な気持ちです」。
勝って当たりまえと言われた試合。予想通り、日本代表が一方的に攻め続けた。結果は3-0。「もっと多くの点を取らなければいけない」。その試合を見た誰もが長谷部と同じ感情を抱いたはずだ。
「シュートの意識という部分は多少変わった部分はあるかなと思いますけど、まあチャンスの数で言えばシンガポール戦と変わらないので、その中でまあもちろん相手のミスというものもありましたし、やはり最後の精度というのは変わらず上げていかなければいけないものだと思います」
シュートへの意識、最後の精度。格下相手に30本以上のシュートを放ちながら、3得点に終わったハリルジャパン。FW武藤嘉紀も「引いた相手に対して、決めきるところ。自分自身そこを決めきれなかったシーンもあって、決めてればもっともっと簡単な試合になったのかなという風に思います」と反省した点。長谷部は最後に「次はもっともっと決定的なシーンをしっかりものにできるように、全員でやっていきたい」と言い聞かせるように話した。
(ゲキサカ)
長谷部は反省「シュートの精度…上げていかないと」:日刊スポーツ
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1532856.html
(日刊スポーツより)
<W杯アジア2次予選兼アジア杯予選:日本3-0カンボジア>◇E組◇3日◇埼玉
日本代表MF長谷部誠主将(31=フランクフルート)が、不完全燃焼で終わったカンボジア戦を「(チームとして)多くのチャンスを外した。満足してない」と反省した。
無得点に終わった初戦のシンガポール戦に比べ、攻撃のバリエーションは増えた。
「シュートの意識は多少変わっている。でも最後はシュートの精度。必ず上げていかないといけない。センタリングの精度も含め、もう少し工夫が必要だと思います」と話していた。
(日刊スポーツ)
危機感募らせる長谷部主将「もっと点を取らなければいけない」:スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/09/04/kiji/K20150904011063220.html
(スポニチより)
ハリルホジッチ監督だけではなく、主将を務めるMF長谷部の表情も厳しかった。
「このぐらいの試合であれば、もっと点を取らなければいけないというのが正直な気持ちです」と38本ものシュートを放ちながら3得点に終わった現実に危機感を募らせた。
6月に行われたW杯アジア2次予選初戦のシンガポール戦では23本のシュートを放ちながらスコアレスドロー。初戦に比べて「シュートの意識というのは多少変わったと思うが、最後の精度を上げていかないといけないと思う」とし、8日に行われるアフガニスタン戦に向けて「次は決定的なシーンをものにできるように全員でやっていきたい」と語気を強めた。
(スポニチ)
長谷部 アジアの難しさ痛感「点を取っても出てこなかった」:スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/09/04/kiji/K20150904011063220.html
日本代表MF長谷部はスコアレスドローに終わったシンガポール戦に続いてアジアでの戦いに難しさを感じた。「早い時間に点を取れば相手は出てくるものだが、(カンボジアは)点を取っても出てこなかった」と振り返った。
自身も後半23分には本田からパスを受けて右足でシュートを狙ったが、決められず。「しつこくやっていくしかない。決定機にどれだけ決められるか」。アフガニスタン戦までに少しでも精度を高めていく。
(スポニチ)
ハリル日本、カンボジアに勝利も喜べぬ内容:ISM(YAHOO!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150904-00000022-ism-socc.view-000
(ISM:YAHOO!ニュースより)
試合に勝っても、出てくる言葉は反省の弁ばかりだった。カンボジア戦にフル出場したキャプテンの長谷部誠は「やはりゴールの数は少ないですし、これだけ引かれるとひとりひとりが考える時間が長くなってしまうというか、それでダイレクトのプレーはやはり少なかったと思うし、そういうところはもう少し入れてプレーしたかったなと思います」と試合を振り返った。
2018年ワールドカップロシア大会アジア2次予選のシンガポールとの初戦はまさかのスコアレスドローに終わったが、カンボジア戦では3ゴールを決めて勝利した。しかし、長谷部はまったく満足していない。
「早い時間帯に点が取れれば相手が出てきたりもするのかもしれないけど、今日はうちが点を取っても、それでも出てこない相手だった。そういう相手になると、我慢して、我慢して、しつこくやっていくということしかないし、決定機をどれだけものにできるか鍵になってくると思うので、そういう意味では今日の3点というのは満足できる数字ではない」
ハリルジャパンはこの日34本ものシュートの雨を降らせた。3対0という結果だけ見れば完勝だが、10本のシュートを打たないと1点が取れない計算では確かに喜べない。
引いて守りを固めることが予想されたカンボジアを攻略するために、合宿ではサイドで起点を作ってフィニッシュにつなげる形をトレーニングしていた。その甲斐あってか、試合ではサイドから幾度も攻撃を繰り出してチャンスは作っていた。だが、仕掛けた回数の割には相手を崩し切る場面は多くなく、クロスを跳ね返されるシーンも珍しくなかった。
カンボジアは5-4-1のフォーメーションを敷いてゴール前を固めたため、アタッキングサードにはあまりスペースがなかった。そういう時こそ横幅を使ったパス回しで相手の守備の網目を広げる必要があったが、ハリルジャパンの選手たちは中央に固まる傾向が見られた。サイドに起点を作るという意味では向上が見られたものの、フィニッシュの場面ではシンガポール戦と似たような問題が浮き彫りになっていた。長谷部もその点を反省する。
「選手も真ん中に詰まって、中のスペースがなかなかないということはあったが、その時にもう少し揺さぶりというか、中盤のラインとサイドバックでうまくサイドにボールを動かしながら、相手も動かしてというのはもう少しやれればいいと思う」
クロスは数多く上げたものの、ゴール前中央に密集していたカンボジア守備陣に跳ね返されることが多かった。長谷部は「クロスの精度はまだまだ低いし、あとはサイドからもう一度やり直す工夫のところでもう少しアイデアが必要」と課題を口にしたが、フィニッシュにつながる割合が低かったのは単純に精度が低かっただけではない。
攻撃陣がペナルティエリア内で静止してボールを待ってしまい、クロスが入った際には垂直跳びで合わせるような流れになることも少なくなかった。その形だと相手DFは視野で捉えやすく、マークもしやすい。高さで相手を圧倒できるような選手でもいれば話は別だが、敵が密集している状態ではピンポイントクロスでも入れない限り、ゴールを脅かすようなシュートを打つのは容易ではない。
ハリルホジッチ監督はその問題点を認識している。
「FW陣が早めに入ってしまって、止まった状態を作ってしまった。岡崎、武藤にはボールが自分から遠いところある時の動きに注意するように言った。チェックの動きで相手を騙し、スペースを作りなさいと指示したが、2人はだいたい同じラインに入っていた」
4日にアウェイで対戦するアフガニスタンも、地力の差を考えれば堅守速攻に勝機を見出そうとする可能性は十分ある。結果的に3ゴールが入ったカンボジア戦も、前半28分に本田が決めたミドルシュートが入っていなければ違った展開になっていたかもしれない。本人が「あれは正直入るとは思わなかった」と振り返ったように、一定水準の実力があるGKなら止めていた可能性は高く、そうなればシンガポール戦のような膠着状態に陥っていたかもしれない。
ハリルジャパンは結果こそ出したものの、手放しで喜べるような内容ではなかった。選手たちもそれを理解しているからこそ、試合後の表情が固い者が多かった。
(ISM:YAHOO!ニュース)
長谷部、3得点も内容に不満。課題は変わらず「最後の精度」:フットボールチャンネル
http://www.footballchannel.jp/2015/09/03/post106072/
(フットボールチャンネルより)
【日本 3-0 カンボジア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
公式戦5試合連続でアジア相手に勝利がない日本代表は3日、W杯2次予選でカンボジア代表と対戦し、3-0で勝利した。
開始直後から積極的な姿勢を見せてペナルティエリア内へ飛び込むなど、攻守のバランサーとしても重要な役割を果たしたキャプテンの長谷部誠は、試合後のインタビューで開口一番「多くのチャンスを外した」とこぼした。
それもそのはず。終始相手陣内でプレーし、30本以上のシュートを浴びせながら3点しか奪えなかった。無得点だった6月のシンガポール戦から多少改善されたとはいえ、今後に向けて不満の残る出来だったことは確かだ。
長谷部も「もちろん3-0では満足できないですし、やはりこれくらいの試合であればもっと多くの点を取らなければいけないというのが正直な気持ち」といら立ちを隠せない。
カンボジアはシンガポールに4失点して敗れており、日本はこのスコアを下回ったことになる。それだけ攻撃が精度に欠いたという事実に他ならない。
中盤でパスを配球しながら時折前線に顔を出すなど、長谷部も奮闘したが「チャンスの数で言えばシンガポール戦と変わらないので、その中でもちろん相手のミスというものもありましたし、やはり最後の精度というのは変わらず上げていかなければいけない」と、相変わらず課題が克服できない現状を悔やんだ。
シュートだけでなくセンタリングや相手ペナルティエリア付近での崩しの精度も改善が必要と長谷部は訴え、「次はもっともっと決定的なシーンをものにできるように、全員でやっていきたい」と8日のアフガニスタン戦に向けて気を引き締めた。
(フットボールチャンネル)
ベタ引きの相手を崩す難しさを「改めて感じた」長谷部。攻略には「しつこくやるしかない」:フットボールチャンネル
http://www.footballchannel.jp/2015/09/04/post106102/
(フットボールチャンネルより)
【日本 3-0 カンボジア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
日本代表は3日、W杯アジア2次予選でカンボジア代表と対戦した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が事あるごとに選手たちに要求したミドルシュート。長谷部誠も「しつこいくらい言われたんでそれは意識してはやった」と積極的に狙っていった。
試合後の会見でハリルホジッチ監督は「ボランチの2人にももっと打って欲しかった」と話した。長谷部も意欲的に取り組んではいたが、指揮官にはまだ物足りなく映ったようだ。
引いた相手に遠目からシュートを放つのは定石で、本田圭佑と吉田麻也がミドルでゴールを決めた。「打てば何かが起こる」という中で実際に結果は出た。またミドル以外の形でもゴールに迫ったが、「チャンスの数とゴールの比率を考えたらやっぱりまだまだ決定率は低い」と、長谷部に満足する様子はなかった。
全員が自陣で懸命に守備をしてくる相手との対戦は今後も続く。早い時間に先制点を奪えば相手も前がかりになるかもしれないが、この日のカンボジアはそうではなかった。日本と戦うチームは90分間、耐え続ける。それが2次予選という舞台だともいえる。
「こういう相手はなかなか難しいというのを改めて今日も感じた」と長谷部。このようなアジア特有の試合展開には「しつこくやっていくしかない」と辛抱強くゴールを目指す考えを示した。
(フットボールチャンネル)
ハリルJ、攻撃活性化の鍵は? 求められる長谷部・山口の覚醒:フットボールチャンネル
http://www.footballchannel.jp/2015/09/04/post106128/
【日本 3-0 カンボジア 2018年ロシアW杯アジア2次予選】
3-0と快勝したものの、カンボジア戦後の選手たちは一様に不満を口にした。
「もう少し工夫しなきゃいけない。3点は満足できる数字じゃない」。そう答えたのは長谷部誠だ。中盤の一角として、山口蛍とコンビを組んだが、停滞する攻撃陣を活性化させられなかった。「サイドでのアイデアが必要。ダイレクトやワンツーが入ると崩せた部分もあった。もう少し増やさないと」と自ら分析する。
引いた相手を崩すのは、どんなに格下であろうとも簡単ではない。ペナルティエリア内に人数が多くなると、スペースがなくなり、相手はマークしやすくなる。そういった時に中盤の選手が攻撃のアクセントとならなければならない。
欧州ではマルキージオ(ユベントス)やビダル(バイエルン)ら一流選手は、機を見て前線に上がり、相手守備陣を乱すだけでなく、フィニッシャーとしてもチームに貢献する。先月、柏と対戦した広州恒大のパウリーニョもそういったクオリティを持つ選手だ。ミドルシュートの精度も高い。
日本がさらに成長するためには、長谷部・山口のボランチコンビがレベルアップしなくてはならない。確実なプレーはもちろんのこと、時にイレギュラーなプレーを選択できる発想力が求められる。
また、ミドルシュートもただ打てばいいだけではない。2人で合計6本のシュートを放ったが、ゴールには結びつかず、多くは枠を大きく外れた。枠内に飛ばしてこそ、はじめて相手の脅威となる。
山口も「もっと精度を上げていかないと、こういう舞台になったときに上手く決まらない。色々積み重ねが出ると思うんで。そこをこれから自分の課題として持って帰ってやっていくしかない」と自覚している。
ブラジルW杯でのギリシャのようにアジア以外の相手でもドン引きしてくることは珍しくない。そこを打破するには前線の力だけでは難しい。攻撃力アップに、ボランチの覚醒は不可欠だ。
(フットボールチャンネル)
長谷部の自己改革 「決定的シーンをものにしたい」と攻撃にも意欲:SOCCER MAGAZUNE ZONE WEB
http://www.soccermagazine-zone.com/archives/15128
満足できない勝利
日本代表のMF長谷部誠は、3-0で勝利を収めたロシアワールドカップ(W杯)アジア2次予選カンボジア戦に先発フル出場した。主将自らは好守のかじ取り役として冷静にプレーしたが、格下相手にまだ改善の余地があるという。
「3-0では満足できないですし、これぐらいの試合であれば、もっともっと点を取らなければいけないというのが正直な気持ち」
6月のシンガポール戦では、ホームでまさかの0-0に終わり、W杯を懸けた真剣勝負の厳しさを味わった。そこからの巻き返しを図る大事な一戦で、「シュートの意識というのは多少変わったところもある」と改善点も口にした。 一方で、「チャンスの数でいえばシンガポール戦とは変わらない。最後の精度は変わらず上げていかないといけないと思っている」と、チーム全体に厳しい視線を向けた。
バヒド・ハリルホジッチ監督から絶大な信頼を寄せられ、主将を務める男は、この日も慣れ親しんだボランチでプレー。相手は5バックの布陣で守りを固める中、日本はシュート38本と圧倒した。そうした試合展開で、同じくボランチで出場した山口蛍(C大阪)が何度かミドルシュートを放つ一方、長谷部は単調になりがちな攻撃にバリエーションをもたらそうと頭をフル回転させた。
「シュートの意識はしつこく言われていたので持って(試合に)入った。ただ、ミドルシュートだけになり過ぎないように、全てのバランスを考 えながらプレーした。決定的な仕事ができなかったという意味では個人的にも満足できない」
所属での本職復帰を目指す
所属のフランクフルトでは開幕から2試合連続で右サイドバックとして起用されていた。本職で起用されず、高いパフォーマンスを発揮できていない状況に「もどかしさを感じる」と心境を明かしていた長谷部。この日は、何度か効果的な攻め上がりを見せ、ペナルティーエリアに進入する場面もあった。
今季からフランクフルトの指揮官を執っているのはアルミン・フェー監督。長谷部はヴォルフスブルク時代にも同監督の指導を受けており、その時も右サイドバックとして起用されていた。
フェー監督はボランチの選手に攻撃的なキャラクターを求めている。代表 では攻守のバランサーという立ち位置で、前線に顔を出す場面は限られている。それでも、8日のアフガニスタン戦に向けての意気込みを聞かれた際、長谷部は「決定的なシーンをものにできるようにやっていきたい」と意気込みを語っている。
W杯へ近づく勝利のため、所属クラブの指揮官にアピールするために、“ボランチ長谷部”として攻撃で輝く新境地開拓の期待が懸かる。
(SOCCER MAGAZUNE ZONE WEB)
【日本 対 カンボジア】サッカーダイジェスト取材記者の採点&寸評:サッカーダイジェストWeb
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=11171
<サッカーダイジェスト取材記者による採点&寸評>
取材:白鳥和洋、五十嵐創、広島由寛、大木 勇、増山直樹
日本代表・総評:5.5
立ち上がりから攻撃の形にこだわり過ぎている印象で、大胆さに欠けた。雨のなかでキックオフされた試合とはいえ、最終局面でのプレーにミスが目立ち、前半途中まではカンボジアを攻め切れなかった。
本田のミドルで先制(GKのミスともとれる)した後もエリア内でのミスが目に付き、追加点も吉田の中距離弾と決定力不足は相変わらず深刻だ。61分に香川が決めたゴールも、いわば相手の自滅によるもので手放しでは喜べない。
試合展開としては6月のシンガポール戦とさして変わらず、最後までどこかまったりとしていた。チャンスの数を考えれば、スッキリしない勝利だった。
個人採点・寸評
17 長谷部誠 5.5
ミドルを打っても敵に当たる……。ハリルホジッチ監督のリクエスト(目を瞑った状態でもシュートを打て!)に応えたとは言い難い。
(サッカーダイジェストWebより抜粋)
レーティング:日本 3-0 カンボジア《ロシアW杯アジア2次予選兼アジアカップ2019予選》:超ワールドサッカー
http://sp.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=214895&page=0&lg[]=13&sg[]=207
▽日本代表は3日、ロシア・ワールドカップ(W杯)のアジア2次予選(兼AFCアジアカップUAE2019予選)でカンボジア代表と対戦。埼玉スタジアム2002で行われた試合は、本田、吉田、香川のゴールにより3-0で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。
▽日本代表採点
17 長谷部誠 6.0
楔の縦パスや飛び出しなど、変化を加えようとする姿勢はうかがえた
(超ワールドサッカーより抜粋)