フランクフルトでは、長谷部クンの話題で、まだまだ盛り上がっているようです。
「SGE4EVER.de」が、新たな役割を完璧にこなす長谷部クンに、ドイツ往年の名リベロで、同国の英雄とも称されるベッケンバウアー氏の姿を重ね合わせて評価してくれました。
こちらは、昨日のブログで、FOOT BALL ZONE WEBの記事でご紹介しています。
そして、「Frankfurter Rundschau」やkicker誌も、コヴァチ監督の、長谷部クンを称賛するコメントを掲載しています。
日本語サイトで、その内容を日本語に訳して記事にしてくれていますので、ご紹介しますね。
その中でも、特に私が嬉しかったコヴァチ監督のコメントは・・・。
「私は以前レッドブル・ザルツブルクで宮本恒靖と一緒にプレーしたんだ。彼は長い間、日本代表のキャプテンを務め、日本では伝説的な存在だ。ハージ(コバチ監督が使う長谷部のニックネーム)には、『これからは君が伝説的な存在になる番だ』と話したよ」
(Goal.comより)
コヴァチ監督、宮本さんと一緒にプレーした事があったんですね・・・。
長谷部クンを評価してくれる事はもちろん嬉しい事なんですが。
それ以上に、宮本さんの事を覚えていて、「日本では伝説的な存在」と、リスペクトしてくれている事が、本当に嬉しかったです。
そして、長谷部クンに、宮本に続いて、「日本で伝説的な存在になれ」と、そんな言葉をかけてくれたコヴァチ監督。
これは、益々コヴァチ監督ファンが増えそうですね(笑)。
って、コヴァチ監督、長谷部クンを、ハージ(Hasi)って呼んでるの???
いやあぁぁぁぁぁぁぁ、可愛いぃぃぃぃぃぃぃ(爆爆爆)!!!
ちょっと、コヴァチ監督が、長谷部クンの事を、「ハージ(Hasi)」って呼んでる映像、どこかにないかな?
コヴァチ監督、声も渋くて素敵なんですが。
試合前の公式の会見とかでも、「ハージ(Hasi)」とかって呼んでるんのかな?
ちょっと、後で見てみようっと。
それと、やはり、コヴァチ監督は、長谷部クンへの信頼を失っていたわけではなかったという事。
「地上にいるより飛行機に乗っていた方が長かったからね」と代表戦のために長距離移動を繰り返す長谷部のコンディションを懸念したため、数試合はベンチに座らせたと明かしている。
(Goal.comより)
長谷部クンは、「代えのきかない選手なら、コンディションが多少悪くても使われる」と言っていましたが。
代えのきかない選手だからこそ、大切な、信頼している選手だからこそ、コンディションが悪い時は休ませるという判断をしているんだと思います。
kicker日本語版サイトに、「このポジションで、とても気分良くプレーできていますよ。監督に多くのオプションがあるというのはいいことですし」という、長谷部クンのコメントがありますが。
コヴァチ監督が考える多くの戦術オプションには、長谷部クンは欠かせないと思うんです。
サッカーに詳しい友人に教えて貰ったのですが、長谷部クンがいれば、試合中に、メンバー交代なしで、4バックから3バックへ、またその逆も変更可能なわけです。
今後も、コヴァチ監督は、相手チームに応じて、戦術を柔軟に変えてくると思われますので、長谷部クンへの期待度は、益々高くなると思います。
なので、長谷部クンには、毎試合、しっかりとコンディション調整をして、コヴァチ監督の期待に応えるプレーを、見せて欲しいと願っています。
では、記事をどうぞ。
<追記>
日刊スポーツとフットボールチャンネルの日本語の記事、地元紙のFrankfurter Allgemeineの記事を追加しました。
【記事】
“リベロ役”長谷部に求めるものとは?フランクフルト監督、元日本代表DFを引き合いに:Goal.com
(Goal.comより)
コバチ監督は現役時代ともにプレーした元日本代表DFを手本にとアドバイス?
28日に行われたブンデスリーガ第9節で、フランクフルトは敵地でボルシア・メンヒェングラッドバッハ(ボルシアMG)と対戦し、0-0と引き分けている。ニコ・コバチ監督はMF長谷部誠に、現役時代に同僚だったとある元日本代表の選手のようになり得ると話したようだ。
長谷部は前節のハンブルガーSV戦の後半、DFBポカール2回戦のインゴルシュタット戦に続き、この一戦でも“リベロ役”を務めた。5バックの中央に置かれ、試合状況に応じてCBとボランチを行き来するリベロとして、公式戦3試合連続無失点に貢献している。
地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』が伝えたコメントによると、コバチ監督は試合前に長谷部に声をかけたという。クロアチア人指揮官は次のように明かしている。
「私は以前レッドブル・ザルツブルクで宮本恒靖と一緒にプレーしたんだ。彼は長い間、日本代表のキャプテンを務め、日本では伝説的な存在だ。ハージ(コバチ監督が使う長谷部のニックネーム)には、『これからは君が伝説的な存在になる番だ』と話したよ」
ヘルタ・ベルリンでプロデビューを果たしたコバチ監督は、現役時代は長谷部と同様にボランチとしてレヴァークーゼンやバイエルン・ミュンヘンでプレー。2006年以降、現役最後の3年間はザルツブルクで過ごし、同じ時期に同クラブに所属していた宮本氏の同僚でもあった。
一方、長谷部はボルシアMG戦後、「1週間に3試合がある中で3試合ともフルで使ってもらっているので、監督の信頼を取り戻しつつあるのかなと思います」と話した。だが、コバチ監督は同選手への信頼を失っていなかったようだ。「地上にいるより飛行機に乗っていた方が長かったからね」と代表戦のために長距離移動を繰り返す長谷部のコンディションを懸念したため、数試合はベンチに座らせたと明かしている。
(Goal.com)
Makoto Hasebe und die Ikone:Frankfurter Rundschau
(上記Goal.com内の引用記事)
CBでプレーする長谷部誠に、コヴァチ監督「宮本恒靖になれ」:kicker日本語版サイト
(kicker日本語版サイトより)
ベテラン選手となっても更に習得することができる、それを身を以て証明しているのが長谷部誠だ。
これまで様々なポジションでプレーしてきた日本代表MFは、4バックのうち左右のサイドバックではプレー経験があったものの、最近では突如としてセンターバックとしてプレー。
だがそれ以上に驚かせているのが、まるでずっとこのポジションだけでプレーし続けてきたかのうように、長谷部誠が明確にプレーをこなすその姿である。
「このポジションで、とても気分良くプレーできていますよ。監督に多くのオプションがあるというのはいいことですし」と、グラードバッハ戦の後に長谷部誠は語った。
コヴァチ監督が3バックを採用したのには理由がある。
まずはバイエルン戦で3バックを採用し、そのときにはヘクターが3人目のCBとなったのだが、ハンブルク戦の後半から相手の2トップに対応する形で、長谷部がCBとしてプレー。その後のインゴルシュタットやグラードバッハも同じく2トップを採用していたことから、「2トップに対して数的有利を作るため」に、3人のCBを配置する策を講じたのだ。
次節の相手ケルンも、ブンデス得点王アンソニー・モデストと今季好調の大迫勇也による2トップを擁していることから、フランクフルトは再び3バックを採用することになるだろう。
コヴァチ監督は「ヴァリエーションをもって取り組んでいかないとね、相手を苦しませるために」と説明。
3バックのメリットとしては、守備の際には5バックで、ビルドアップの際には3バックで対応し、両サイドバックはより攻撃的に仕掛けていけること。さらに「中盤に厚みを持たせることができるね」との考えをヒュブナーSDは示している。
さらに試合後にはコヴァチ監督の口から、実に興味深い選手の名前が飛び出した。
「私が長谷部に伝えていることはね、宮本になれってことだよ」
コヴァチ監督曰く、日本代表の「アイコン」というべき存在だった宮本恒靖は、長谷部と同様に長きにわたって代表主将を務め、またザルツブルク時代にはコヴァチ監督とともに過ごしたDFだ。
長谷部のCBについて、「本当にとてもうまくやっているよね」と賛辞を贈った指揮官は、「地面にいるより空にいる時間が長かった時でさえ、彼は安定してパフォーマンスを発揮できる選手だ」とコメント。
それは長谷部のみならずそのほかのフランクフルトの選手達にも言え、ここまでは数的不利の中でのバイエルン戦でのドローに加え、CL参加のグラードバッハにもアウェイ戦でドロー、さらにCL出場のレヴァークーゼンに2−1、EL出場のシャルケに1−0、ベルリンには1−1と、ここまで上位相手に善戦を繰り広げている。
(ドイツで10月31日発売のkicker誌より)
(kicker日本語版サイト)
<追記>
長谷部は「日本のベッケンバウアー」SDが高評価:日刊スポーツ
独ビルト紙は、フランクフルトのヒュブナー・スポーツディレクターが日本代表MF長谷部誠(32)のことを「日本のベッケンバウアー」と称し、コバチ監督はかつての代表主将、宮本恒靖と比較しているという記事を掲載した。
ザルツブルク時代に宮本とともにプレーしたことがあるコバチ監督は長谷部に「お前は日本で伝説の存在である宮本のような選手だ。今はお前こそが伝説の存在だ」と話したという。
176センチと小柄ながらセンターバック(CB)としてプレーしていた宮本のように、コバチ監督は180センチの長谷部がボルシアMG戦で5バックの中央でプレーし、時にはリベロのように積極的に攻撃に絡むプレーをしたことを気に入った様子。
ビルト紙はボルシアMG戦の長谷部について「CBの位置から守備陣を統率し、気の利いたパスでゲームを組み立てた。今季ベストのプレー」と記し、採点では高評価の2をつけた(1~6で1が最高)。
長谷部は「1度もリベロのポジションでプレーしたことはないけど、楽しかった。この役割を心地よく感じている」と話し、コバチ監督も「彼が後ろでプレーすることで(プレーの)バリエーションが増えている。非常によくやった」と褒めており、再び同じポジションで起用される可能性もある。
(日刊スポーツ)
「君は日本の象徴だ」。フランクフルト監督、長谷部を宮本恒靖に重ねて絶賛:フットボールチャンネル
”LIBERO“HASEBE Vergleich mit Japans Verteidiger-Legende:Bild.de
(上記日刊スポーツ及びフットボールチャンネル内の引用記事)
その他、長谷部クンを称賛する地元紙の記事
(op-online.deより)
Reife Leistung: Makoto, der Libero:Frankfurter Neue Presse
<追記>
Makoto, der Libero:Frankfurter Allgemeine