あの大地震の、一週間程前に訪れて以来、約半年ぶりの熊本。
4月初旬の熊本は、至る所で桜が満開に咲き誇り、本当に雄大で、美しい街という印象でした。
それから半年。
街中でも、観光地でも、大震災の傷跡は、まだまだ深く、大きかったですが。
人々は、復興に向けて、本当に懸命に頑張っているという印象を受けました。
宿泊したホテルで、街中で、観光地で、声をかけて下さった方々は、私がうどん県から来たと言うと、「そんな遠い所から、ありがとうございます!」と、皆さん仰ってくれました。
私に出来る事は、小さな小さな事ですが…。
それでも、たくさん集まれば、大きな力になると、そう感じた一日でした。
では、今日巡った観光地をご紹介しますね。
まずは、朝一番で熊本城へ。
こちらに、朝早くから訪れた理由はこちら。
熊本城復興城主の申込。
詳しくは、リンク先でご覧頂きたいのですが、この制度は、熊本城の再建資金を募る為のもので、1回に1万円以上寄付すると、復興城主となって、様々な特典も受けられるというものです。
11月1日から募集が開始され、先着1万名の城主には、熊本市出身の漫画家、尾田栄一郎さんが描いた、熊本城のオリジナルイラスト入りクリアファイルなどがプレゼントされます。
受付初日から、申込が殺到し、大行列が出来たという話を聞いたので、受付時間の前から並び、スムーズに申込出来ました。
それから熊本城の見学へ。
お城の敷地の周りは、立ち入り禁止区域が多く、遠巻きにしかお城を見る事が出来なかったのですが…。
大震災の被害の大きさを、改めて感じさせられる光景が、何度も何度も目の前に現れて、言葉を失いました。
お城の再建には、膨大な時間と資金が必要だと思いますが。
少しずつでも、再建へと進んでいく熊本城の姿を、また機会がある度に訪れて、見続けていけたら…と思っています。
続いて、水前寺公園へ。
こちらも、大震災の後、一時、園内の池の水が枯れたという話を聞いていたのですが。
今ではすっかり、優美な庭園の姿を取り戻していました。
昼食に、熊本ラーメンを頂いた後は、金峰山にある、雲巌禅寺へ。
そして、五百羅漢さんを拝みながら、奥之院・霊巌洞へ。
この霊巌洞は、あの宮本武蔵が晩年、兵法書「五輪の書」を記した場所です。
宮本武蔵は、「60余戦して負けなし」と言われた剣豪ですので、しっかり、フランクフルトの必勝祈願をしてきました(笑)。
そして、最後に訪れたのは、「草枕温泉てんすい」。
高台の露天風呂から臨む有明海の景色は、普段見慣れている瀬戸内海とは、一味も二味も違う、趣のある景色でした。
その後、熊本での最後の食事を取り、帰宅の途につきました。
今回は、急に思い立って出掛けたもので、熊本での滞在時間は丸一日でしたが。
お天気にも恵まれ、とても充実した旅となりました。
また来年、熊本を訪れて、今度はゆっくりと、阿蘇や天草の方にも出掛けてみたいなぁ…って、そう思っています。
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熊本へ!
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