今日は、1つコラムをご紹介しますね。
長谷部クンが、奥寺さんが持つ、ブンデスリーガ日本人最多出場記録を更新出来た根拠を、「適者生存」という言葉を使って語ってくれています。
まあ、ずっとこれまでも言われ続けている事ではあるんですけどね。
「適者生存」は、もちろん、本人が、いかに異なる環境(別のポジション)へ適応するか・・・という事ではあるのですが。
その選手の適性を見極め、適所で起用する監督にも恵まれるという事でもあると思うんです。
チーム状態やメンバー構成、戦術などの関係で、本職のポジションでは起用出来ない選手でも、別のポジションの適性があると思えば、コンバートする。
長谷部クンは一時、SHやSBで起用された事がありますが。
長谷部クンの豊富な運動量(まだ若く、ニュルンベルクで怪我をする前)や、クロスの精度、献身性を考えれば、起用したいと思っても無理はないと思います。
本人の適応能力とたゆまぬ努力はもちろん、適性を見抜く監督との出会い。
これが、選手がシビアな競争の中で、生き残っていける要素かな・・・?と思います。
実は。
ずっと応援している、これまでCBやボランチとしてプレーしていた山村和也選手が、現在、セレッソ大阪で、トップ下やトップの選手として活躍を見せています。
昨日も、古巣鹿島との試合で決勝ゴールを決める大活躍を見せ、一気にチームを牽引する選手へと変貌しています。
これは、尹晶煥監督が、山村選手を、「長身だが足元の技術もあり、前線にふさわしい」と見いだしたからこそです。
鹿島にいた時には、いえ、セレッソ大阪にいても、尹晶煥監督と出会わなければ、攻撃的なポジションにコンバートされる事もなかったと思います。
「変われる者は、強い」
タイトルの言葉は、ご紹介するコラムの最後の一文です。
長谷部クンや奥寺さんの事を書いたコラムではありますが、山村選手にも通じるな・・・と、そう思っています。
恐れ入りますが、コラムはリンク先でご覧下さい。
あと、記事の方は、山村選手についてのものです。
【コラム】
(VICTORYより)
【記事】
○セ大阪1-0鹿島●(カシマ・8日)
本職のストライカーのような一撃だ。後半1分、セ大阪の2トップに入った山村が頭で決めたゴールは、古巣でもある昨季王者・鹿島の連勝を止める決勝点に。「守備の人」が新境地で輝いている。
長年のセンターバックの経験が生きた動き出しだった。カウンターから、ゴール前で相手DFの背後に回り、死角から右クロスに合わせてタイミング良く前へ。「センターバックをやっていて嫌なことをできればと」。さらりと言ってのけた。
これまで、期待された潜在能力の高さほどは活躍できなかった。2012年ロンドン五輪はアジア予選で主将を務めたが、本大会はオーバーエージ枠のDF吉田(現サウサンプトン)に役割を奪われた。鹿島で守備的MFも務めたが出番がなく、昨季にセ大阪へ移籍。今季から指揮を執る尹晶煥監督に「長身だが足元の技術もあり、前線にふさわしい」と見いだされた。堅い守りを基本とする尹監督の戦術には、前線で献身的な守備ができ、中盤や最後列にも入れる山村は「活用価値ある選手」(尹監督)だ。
古巣への「恩返し」となるゴールに「複雑だが成長を見せられて良かった」と笑った27歳。「積極的に自分のできることをやっていきたい」。新たな挑戦が、チームも活性化させている。
(毎日新聞)
C大阪尹監督「価値が高い」V弾山村の万能性評価:日刊スポーツ
(日刊スポーツより)
(日刊スポーツより)
<明治安田生命J1:鹿島0-1C大阪>◇第6節◇8日◇カシマ
16年に鹿島アントラーズから加入したセレッソ大阪MF山村和也(27)が古巣相手のゴールで、J1で3年ぶりの3連勝を呼び込んだ。
後半1分に、右サイドを駆け上がったMF関口のクロスに反応。日本代表DF植田を振り切り、頭でゴールに運んだ。「『(鹿島の選手からは)決めるなよ』と笑いながら言われた。懐かしい気持ちになり『これからまた頑張らないと』と思いました」と今季2点目を喜んだ。
この日はトップ下で先発。本職はセンターバックやボランチだが、今季から攻撃的なポジションを務めている。「鹿島からすると何でトップ下? となっていると思う」。それでも山村の高さに加え、前線からの守備は今のチームに欠かせない。今季就任した尹晶煥監督も「FWだけじゃなく、DF、MFもできる。価値がすごく高い」と万能な山村を評した。
次節は16日、ホームのヤンマーでG大阪を迎え撃つ。盛況確実な「大阪ダービー」に向け、昨季王者相手の勝ち点3で弾みをつけた。
(日刊スポーツ)