深夜行われたドルトムント戦。
後半AT2分に、2対2においついたフランクフルト。
よっしゃー、これで勝ち点1!と思ったのも束の間。
その2分後、本当に、最後の最後にドルトムントにゴールを決められ、3-2で敗戦。
あ~~~、もったいない!
と、長谷部クンも言っていますが、長谷部クンがもったいないと言ったポイントは、最後の失点ではなく、試合の前半の入り方。
その辺りは、長谷部クンの試合後のコメントをご覧下さい。
ご紹介する記事は、試合後のコメントを含む、試合内容の詳細記事です。
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【ハイライト動画】
壮絶なる激闘! ドルトムントvsフランクフルト戦のダイジェスト映像はこちら!:サッカーダイジェストウェブ
【記事】
後半ATに2-2も…長谷部は立ち上がりの失点悔やむ「もったいなかったかな」:ゲキサカ
(ゲキサカより)
フランクフルトMF長谷部誠は11日、ブンデスリーガ第26節でドルトムントと対戦した。足首を痛めて離脱中のMF香川真司は4試合連続の欠場となり、日本人対決は実現しなかった。ボランチの一角でフル出場した長谷部は「全体的に見て、やはり立ち上がりがもったいなかったかなと思う」と前半12分のオウンゴールを嘆いた。
「ドルトムントも連戦で体力的にキツイなかで、日程的に自分たちにも分があるかなと思っていた。やはり立ち上がり10分、15分ですね。そこでプレッシャーかけられて、その時間帯に失点して、前半は非常に苦しいゲームになってしまった」
前半は苦しんだフランクフルトだったが、「後半は修正して自分たちがいい形でプレッシャーをかけられた」と流れを変えた。後半28分、長谷部のインターセプトからボールを持ち出したMFケビン・プリンス・ボアテングが約30mの位置でFKを獲得。MFジョナサン・デ・グズマンの鋭いキックをFWルカ・ヨビッチがヘッドで合わせ、1-1に追いついた。
後半32分には最終ラインの乱れを突かれ、スルーパスに抜け出したFWミヒー・バチュアイのゴールですぐさま勝ち越された。長谷部は「とにかくポジションを守ってやるということを言われた。そういう意味では2失点目はもう少し対応の仕方が、個人的にはできたかなっていう感覚もあったので、評価の難しいゲームになりましたけどね」と振り返った。
上位チームの白熱した直接対決は終了間際までスコアが動いた。後半アディショナルタイム2分、MFダニー・ブルームの劇的ゴールでフランクフルトが2-2に追いついた。ドルトムントが最後の意地を見せ、同4分にバチュアイが決勝ゴール。フランクフルトは2-3で競り負けた。
(ゲキサカ)
長谷部、前半を悔やむも「修正能力はチームとしてついてきた」:サンスポ
(サンスポより)
(サンスポより)
サッカーのドイツ1部リーグでアイントラハト・フランクフルトの長谷部誠は11日、アウェーのドルトムント戦にフル出場した。試合は2-3で敗れた。
アイントラハト・フランクフルトは2度追い付きながらも後半ロスタイムの失点で勝ち点を拾えなかった。長谷部が「立ち上がり(の失点)はもったいなかった。前半は悪い流れだった」と悔やんだように、前半は受け身になり、リズムをつくれなかった。
それでも、後半に入ると積極的なプレーでゴール前に何度も迫った。長谷部は「修正能力はチームとしてついてきた。下を向かずに中断前のラスト1試合は勝ちたい」と話した。
(サンスポ)
ATのドラマ! フランクフルトが追い付くも、直後にドルトムントがバチュアイの2点目で勝ち越し!!:サッカーダイジェストウェブ
(サッカーダイジェストウェブより)
後半の長谷部は攻守で効果的なプレーを披露も…
3月11日(現地時間)、ブンデスリーガ第26節が行なわれ、ドルトムントは3-2でフランクフルトを下した。
ドルトムント3位、フランクフルトが4位と、チャンピオンズ・リーグ圏内(4位まで)同士の対戦。日本人選手では、足首を痛めている香川真司はやはりメンバーを外れ、長谷部誠はボランチとしてスタメン出場を果たした。
立ち上がりは両チームが相手陣内深くまで侵入し、ボールがピッチの端から端を行き交ったが、間もなくするとホームのドルトムントがポゼッションで上回るようになる。7分には、右サイドのFKでゴール前に入ったボールがファーサイドに流れたところを、ロイスがダイレクトボレーで叩いてファーストシュートを放った。
10分にはプリシッチが右サイドを突破してクロスを入れ、マーカーの前に飛び出したシュールレがヘッド。これも枠をわずかに外れたものの、ドルトムントはスムーズにボールを繋いでボールを運び、幾度もチャンスを作っていく。
そして11分、ダフードのスルーパスで抜け出したプリシッチが、逆サイドに走り込むロイスに合わせようとクロスを入れると、これをクリアしようとスライディングしたルスが自陣ゴールに押し込んでしまい、ドルトムントは相手のオウンゴールというかたちで先制を果たした。
チームとしても守備面で後手を踏み、ドルトムントにこぼれ球やルーズボールも拾われたフランクフルトは、攻撃面でも良さは見られず。28分に右からのクロスをファーサイドでチャンドラーがダイレクトボレーで合わせた唯一とも言える好機では、軌道上にいた味方がこれを阻んでしまった。
しかし、後半は立ち上がりからアウェーチームが積極的な姿勢を見せ、主に右サイドを攻略してクロスを何本も入れ、48分にはCKで流れたボールをファーサイドのボアテングがゴールに背を向けながらトラップし、ヒールでシュート。ボールは枠を捉えていたが、GKビュルキが好反応で弾き出した。
59分にもスルーパスでペナルティーエリア内に侵入したダ・コスタがマイナスに折り返すと、走り込んだボアテングが決定的なシュートを放つなど、フランクフルトは4位の力をホームチームに示してみせる。65分にも同じようなかたちから、デグズマンが得点機を迎えたが、シュートは枠を外れた。
後半は守勢に立つ時間が長く、単発の攻撃では相手DFラインの裏にボールを通してチャンスを作ろうとするも、決定機に結び付けられないドルトムントは、62分にフィリップからバチュアイを投入して攻撃のテコ入れを行なう。
しかし、次の1点はフランクフルトにもたらされる。75分、敵陣右サイドで得たFKを交代出場のデグズマンがゴール前に入れると、同じく後半から出場のヨビッチが頭で合わせて、ビュルキの牙城を破った。
追い付かれたドルトムント。過去5試合ではそれぞれ1点しか取れていないだけに、嫌なムードが漂ったが、それから2分後、ホームスタジアムは歓喜に包まれる。プリシッチとのパス交換から抜け出したバチュアイがゴール左隅に流し込み、途中起用に応えたのだ。
これで活気付いたドルトムントが以降は攻勢に立ち、カウンターにも冷静に対応。逆に相手が前がかりになったところでシュールレやバチュアイが抜け出して好機を掴み、ロイスもこぼれ球を拾ってきわどいシュートを放つ。
終了間際にはロイスをベンチに下げてCBのパパスタソプーロスを投入し、盤石の態勢でドルトムントが逃げ切るかと思われたが、アディショナルタイム(AT)、攻め続けたフランクフルトはデグズマンのスルーパスでダ・コスタが右サイドを抜け出してクロス。これをファーサイドで交代出場のブルームが合わせ、土壇場で追い付いた。
しかし、ドラマはこれで終わりではなかった。94分、ドルトムントは一度は攻撃をはね返されるも、プリシッチ、ピシュチェクと繋いでゴール前へ。これが残っていたバチュアイに渡り、ワントラップから力強いボレーを叩き込み、劇的な勝ち越しゴールを決めた。
ドルトムントは、わずか数分で地獄から天国へ。ヨーロッパリーグのアタランタ戦以来となる1試合3得点で、リーガでは3試合ぶり、公式戦では5試合ぶりとなる勝点3を勝ち取り、3位をキープした。
一方のフランクフルトは、5位に転落……。後半は、守備では相手のパスをうまく引っかけて遅らせたり、攻撃では敵陣でのパスカットやダイレクトで叩いてスムーズな攻撃を促すなど、効果的なプレーを多く披露した長谷部も、悪夢のような結末に思わず天を仰いだ。
(サッカーダイジェストウェブ)