ボルシアMG戦の、ドイツ地元紙での評価が出ています。
今日はまず、そちらをご紹介しますね。
長谷部、独紙から称賛される「プレーリズムを仕切った」:サンスポ
フランクフルトは、22日に行われたブンデスリーガ第12節、ボルシアMGを敵地にて3-1と撃破した。MF長谷部誠とともにフル出場を果たし、チーム3点目を決めたMF乾貴士は、ドイツ『ビルト』ではチーム最高タイの採点をつけられている。
10月末のDFBポカール2回戦でもボルシアMGと対戦し、1-2で敗れていたフランクフルト。この試合では早い時間帯に先制点を奪われるも、後半に3点を決めて逆転で勝ち点3を獲得。左サイドハーフでプレーした乾は73分に、リーグ戦では昨年3月以来となるゴールを決めた。
ドイツ『ビルト』(チーム平均点2.92)は、その乾のパフォーマンスに対し、公式戦初ゴールのMFマーク・ステンデラ、左サイドバックのバスティアン・オチプカとともに2とチーム最高タイの採点をつけている。長谷部はそのほかの大部分のチームメートと同様、3と及第点だった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
『キッカー』(チーム平均点3.0)では、乾は平均点3、長谷部は3.5とやや低めの点数。ステンデラはMFステファン・アイグナーとともに2とチーム最高タイの採点をつけられ、マン・オブ・ザ・マッチ、オチプカ(2.5)とともに第12節ベストチームにも選出されている。
また、採点を行わない地元メディア『フランクフルター・ルンドシャウ』は乾について「大きく改善し、素早い動き、アイデア性を見せている。すべてがうまくできたわけではなく、時折運が悪かったが、調子は明らかに上昇している」と記載。久々のゴールについては「彼は解放された気持ちだろう」と記している。
一方、同メディアは長谷部のプレーを高く評価。「一枚のボランチとしての難しい仕事を、非常にうまくこなしている。空いた穴を埋め、プレーリズムを仕切った」と称賛を送り、「ピッチ上のほかのプレーヤーたちの誰よりも走った(11.75km)」と運動量にも言及した。
公式戦で6試合ぶりの勝利を果たしたフランクフルトは12位に位置。30日に行われる次節では、ドルトムントをホームに迎える。
(サンスポ:Goal.comより引用)
今季初得点のフランクフルトMF乾…独紙は「アイデアに富んでいた」:サッカーキング
ブンデスリーガ第12節が22日に行われ、日本代表のMF長谷部誠と乾貴士が所属するフランクフルトはボルシアMGと対戦し3-1で勝利した。
ドイツ紙『Frankfurter Rundschau』が同試合の採点と寸評を発表。フル出場を果たした長谷部には「Gut dabei(良い働き)」と好採点で「難しい任務をブラボーな出来で片づけた」と評されている。さらに、今シーズン初ゴールを決めた乾は「格段にパフォーマンスの内容を上げ、広範囲を動き、アイデアにも富んでいた」との寸評で、好評価を受けた。
『Frankfurter Rundschau』紙による両選手の採点と寸評は以下の通り。
■長谷部誠
フル出場
採点:Gut dabei(良い働き)
寸評:1ボランチとして出場すると、難しい任務をブラボーな出来で片づけた。スペースを埋め、試合にリズムを与えた。加えて、他の誰よりも長い距離を走った(11.75キロ)。
■乾貴士
フル出場
採点:Ganz okay(十分合格)
寸評:格段にパフォーマンスの内容を上げ、広範囲を動き、アイデアにも富んでいた。ツキに見放されることもあり、全てが上手くいったわけではないが、調子を上げていることは間違いない。ようやく今シーズン初ゴールも決まったことは、彼にとって少なからぬ救いだ。
(サッカーキング)
Gut dabei
Makoto Hasebe: Als einziger „Sechser“ aufgeboten – löste diese schwere Aufgabe mit Bravour. Stopfte Löcher, bestimmte den Rhythmus. Und lief mehr als alle anderen Spieler auf dem Feld (11,75 Kilometer).
(Bild.deより)
(Sportal.deより)
<2,5>
Stieg besonders nach der Pause zu einem Schlüsselspieler bei der Eintracht auf. Dirigierte das Spiel der Eintracht gegen den Ball perfekt und ließ die Borussia nur noch selten zu Angriffen kommen. Schaltete bei Balleroberung aber immer wieder auch blitzschnell um.
Makoto Hasebe: Als einziger defensiver Mittelfeldspieler aufgeboten, lief viel und spielte einige kluge Pässe. Note 2,5
Mittelmäßig
Makoto Hasebe: Stand anfangs neben sich, fand dann aber gut in die Spur. Zog vor der Abwehr die Fäden und hatte dabei eine deutlich geringere Fehlerquote als zuletzt.
上記サンスポ(記事はGoal.comからの引用)や、サッカーキングの記事に出てくる、Frankfurter Rundschau紙や、kicker、Bild、それ以外の地元紙の評価を、いくつかピックアップしてみました。
良い評価をしてくれているのは、上記記事中で紹介されているFrankfurter Rundschauと、Sportal.de、op-online.de辺りです。
Sportal.deとop-online.deのコメントについては。
「守備的MFとして、多くの役割を果たし、いくつかの紺妙なパスを通した(Sportal.de)」
「調和のキープレーヤーとして、特に後半躍動した。ボルシアの攻撃を封じて、ボールを収め、素早く攻撃への切り替えを行った(op-online.de)」
という感じでしょうか?
これらの評価については、大体、見ているポイントが一致していると思いますが。
もう、kickerとか、どこ見て評価してるの?と、言いたくなりますね。
って、毎度の事ですけど・・・(苦笑)。
まあ、シャーフ監督やヒュブナーSDは、きちんと評価してくれていると思いますけどね。
では、写真を少しご紹介しますね。
(ゲキサカより)
(ゲキサカより)
(ゲキサカより)
(Eintracht Frankfurt 日本語公式Facebookより)
ゲキサカの3枚目の写真は、まだ乾クンがゴールを決める前に、決定機を外して悔しがる乾クンを、セフェロヴィッチ選手が慰めているシーンです。
「大丈夫、必ず次は決まるから・・・」と、そんなセフェロヴィッチ選手の言葉が聞こえてきそうな写真ですが。
確か、セフェロヴィッチ選手の方が、4歳ほど年下です(笑)。
そして、ようやく決まった乾クンのゴールの後のシーンは、何度見ても良いですね。
喜びを爆発させる乾クンを、祝福する長谷部クン。
そんな長谷部クンは、試合後、「この1試合で終わらせるのではなく、コンスタントにプレーできるか」と語り、乾クンの今後に期待を寄せています(スポーツ報知より)。
長谷部クンと同様、チーム浮上の為には、乾クンの活躍も欠かせません。
次節も、しっかりとチームの期待に応えて欲しいと思っています。
ボルシアMG戦の写真は、まだもう少しあるので、また明日にでもご紹介しますね。