では、今日は、シャルケ戦における長谷部クンの地元紙の評価について、各メディアの記事をご紹介しますね。
と、その前に・・・。
試合翌日から、ネット上で、かなり賑わっていた件について。
元々、この件を公にしてしまったドイツ大衆紙Bildと、日本のメディアが、どんな対応をするかな・・・?と思って、とりあえず静観していたところ。
Bild紙が、長谷部クンのコメントまで取ってきて、それを日本のメディアが訳して記事にしていますので、こちらでも一応、ご紹介しておきますね。
次節累積警告で出場停止の長谷部、相手の局部が露出し「申し訳ない」:フットボールチャンネル
http://www.footballchannel.jp/2015/02/17/post72228/
(フットボールチャンネル より)
ドイツ・ブンデスリーガ1部第21節が現地時間14日に開催され、MF長谷部誠と乾貴士の所属するフランクフルトはDF内田篤人の所属するシャルケとホームで対戦して1-0で勝利している。
この試合で先発出場し、攻守にわたって存在感を見せた長谷部だが、83分に出されたイエローカードで次節は出場停止となってしまった。
16日のドイツ紙『ビルド』は同シーンについての長谷部のコメントを掲載している。
同シーンは、シャルケのFWエリック・マキシム・シュポ=モティンとフランクフルトのDFティモシー・チャンドラーの1対1の局面で長谷部がフォローに入った際に発生。長谷部がシュポ=モティンのパンツを引っ張り、ファウルとなった。その際シュポ=モティンの局部が見えてしまうというハプニングまで起きてしまった。
この行為について長谷部は「申し訳ない。そうするつもりは無かった」と謝罪。加えて、「サッカーは1対1のスポーツ。そういうことも起こり得る」と、故意ではないにせよとっさに起こったことだと説明した。
54分には長谷部がPA内で倒されあわやPKというシーンもあったが、「確かに足はかかっていた。でも、僕たちは勝った」と、まずは勝てたことに安堵している。
しかし、提示されたイエローカードが累積5枚目となり、次節のマインツとのダービーが出場停止となってしまった。それについては「このカードは非常に残念。それについては腹立たしく思っている」と、悔やんでいる。
長谷部だけではなくフランクフルトにとっても非常に悔やまれるイエローカードで、相手は残留争いに巻き込まれているマインツとはいえ、ダービーでの欠場は非常に痛手となっている。
勝てばヨーロッパリーグ出場が再び見えてくるだけに、フランクフルトには正念場の一戦となる。
(フットボールチャンネル)
元記事は、こちら のBild紙なのですが。
タイトルが、大衆紙が好みそうなものだったので、伏せてご紹介しています。
そして、元記事はご覧にならなくても、フットボールチャンネルの訳記事で、ほぼ内容はカバーされているかな?と思います。
Bild紙から、写真だけ一部トリミングしてご紹介すると・・・。
(Bild.de より一部トリミング)
ごめんなさい、左側の見切れているのが、チュポモティング選手です。
昨日の記事では、「チュポモティング選手を引っ張っていますからね」という表現にしましたが。
正確には、「チュポモティング選手のハーフパンツを引っ張っている」となりますね。
もちろん、故意ではないですし、真剣勝負の場で起こってしまった、不可抗力的なものですし。
この後、2人とも、何事もなかったかのように、試合を続けていましたから。
試合後、こんなに騒ぎが大きくなって、その事の方に、驚いているかもしれませんね・・・?
って、私は、Bild紙が、この写真を公にしてしまった事に呆れていますけどね(苦笑)。
で、長谷部クンが、チュポモティング選手のハーフパンツを引っ張って止めようとした結果、イエローカードが提示されたわけですが。
(Bild.de より)
記事にもあるように、長谷部クン自身、「このカードは非常に残念。それについては腹立たしく思っている」と、悔やんでいるようですね。
後程ご紹介する記事に、「その他の場面では判断が遅れ、5枚目の警告を受けてしまった」とあるのですが。
昨日も書いた通り、パスの出し所を迷ったところ、チュポモティング選手にボールを奪われ、取り返しに行った結果ですから。
もったいないカードでしたね。
次節の対戦相手のマインツは、第9節以降は13試合で1勝と不振を極め、監督解任が決定的と言われています。
このような相手とは、かえってやりにくい場合がありますが。
しっかり勝ち点を取って、長谷部クンの復帰を待ちたいところですね。
では、シャルケ戦の評価や採点と、記事、何枚か写真をご紹介します。
評価について、簡単にまとめておきますと。
「Frankfurter Rundschau」では、“Ganz okay(十分合格)”でチーム5位タイ、「Frankfurter Neue Presse」では、“Mittelmäßig(平凡)”で同じくチーム5位タイの評価。
「op-online.de」でも、“Note 3”でチーム3位タイですが、「Sportal.de」では“Note 4”と、少し低い評価となっています。
kickerやBildについては、掲載している画像や情報をご覧になさって下さいね。
また、地元紙の寸評については、どれも、ご紹介している日本語の記事の、「Frankfurter Rundschau」の寸評と同じような内容でした。
では、明日は、シャルケ戦の残りの写真を、一挙にご紹介する予定です。
【評価】
(kicker.de )
(kicker.jp より)
(Bild.de より)
(Sportal.de より)
Note 4
Keinen wirklich guten Tag erwischte Makoto Hasebe. Der Japaner wagte kaum mal einen spielöffnenden Pass sondern hielt sich an Sicherheitsabspiele, verlor die Vielzahl seiner Zweikämpfe und war auch meist zu hektisch bei der Ballverarbeitung - was Schalke wiederum Konterchancen einbrachte.
(Sportal.de )
Ganz okay (十分合格)
Makoto Hasebe: Kam anfangs schwer ins Spiel, steigerte sich dann. Einmal gefoult, da hätte es Elfmeter geben müssen, ein anderes Mal gedanklich zu langsam, weshalb es die fünfte Gelbe Karte setzte. Fehlt nun in Mainz. Das tut der Eintracht weh.
Mittelmäßig (平凡)
Makoto Hasebe: Brauchte etwas, um in die Partie zu finden. War dann aber wieder der gewohnt gute Mittelfeld-Chef. Hätte nach seinem Super-Solo und Höwedes’ Foul einen Strafstoß bekommen müssen. Sah stattdessen später zum fünften Mal Gelb und fehlt nun in Mainz.
Note 3
Makoto Hasebe: In der Anfangsphase mit leichten Fehler, danach in den Zweikämpfen sehr stabil. Durch die fünfte Gelbe Karte ist er in der nächsten Woche gesperrt.
(op-online.de )
【記事】
フル出場の長谷部に独紙は及第点「次戦欠場はチームにとって痛い」:サッカーキング
http://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20150216/282023.html
(サッカーキング より)
ブンデスリーガ第21節が14日と15日に行われた。ドイツの各メディアは日本人選手の採点と寸評を発表している。
日本代表のMF長谷部誠とMF乾貴士が所属するフランクフルトは、同代表DF内田篤人が所属するシャルケと対戦し1-0で勝利。長谷部はフル出場したが、乾はベンチ入りするも出場機会はなかった。同代表MF清武弘嗣とDF酒井宏樹が所属するハノーファーは、パーダーボルンに1-2で敗れた。清武はフル出場したが、酒井は出番がなかった。また、MF細貝萌とFW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは、フライブルクと対戦し0-2で敗戦。細貝は後半から出場し、原口は欠場した。
出場した長谷部、清武、細貝の採点と寸評は以下の通り。
■長谷部誠(フランクフルト)
対シャルケ戦(1-0○)フル出場
『Frankfurter Rundschau』
採点:Ganz okay(十分合格)
寸評:「試合に入り込むことに苦戦したが、徐々に調子を上げた。長谷部がファウルを受けたところは、PKが与えられるべきだった。別の場面では、長谷部にスピードが欠けていたことで(ファウルで止めることになり)5枚目の警告を受けた。次節マインツ戦の欠場は、フランクフルトにとって痛い」
(サッカーキングより抜粋)
独紙評価:長谷部は「PKが与えられるべきだった」:Goal.com
フランクフルトは14日に行われたブンデスリーガ第21節のシャルケ戦を1-0で制した。ドイツメディアはフル出場を果たしたMF長谷部誠に高めの採点をつけている。なお乾貴士については、ベンチメンバーに入るも出番は訪れなかった。
DF内田篤人がフル出場したシャルケとの一戦で、長谷部は21試合連続となるスタメン出場。スコアがまだ動いていなかった54分には、相手DFベネディクト・ヘヴェデスにペナルティーエリア内で倒されたが、主審の笛は鳴らず。ドイツ『キッカー』は他メディアと同様、主審のこの判断について「重大なミス。PKを与えるべきだった」と記している。
『キッカー』(チーム平均点3.5)は長谷部のプレーに3と及第点をつけている。1.5とチーム単独最高点を与えたGKケヴィン・トラップをマン・オブ・ザ・マッチと第21節ベストチームに選出し、DFマルコ・ルス、決勝点を挙げたFWルーカス・ピアソンらを2と高く評価している。なお、乾の代わりに左サイドハーフに入ったMFソニー・キッテルは5.5と酷評された。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
また『ビルト』(チーム平均点3.17)は、ピアソンと長谷部に2とチーム2位タイの採点をつけている。同メディアはトラップを1と絶賛し、やはり内田の対応に手を焼いたとされるキッテルがチーム単独ワーストの5だった。
採点を行わない『フランクフルター・ルンドシャウ』は、長谷部のプレーについて「まずまず」とし、次のような寸評を記している。
「序盤はゲームに中々入り込めなかったが、その後は調子を上げている。ファウルされた場面ではPKが与えられるべきだった。その他の場面では判断が遅れ、5枚目の警告を受けてしまった。マインツ戦は欠場となる。フランクフルトにとって痛手だ」
7試合ぶりの白星で勝ち点を28に伸ばしたフランクフルトの順位は、9位と変動なし。21日に行われるマインツとのダービーマッチで、長谷部は累積警告で出場停止となる。一方の乾は、レギュラーの座を奪い返せるのだろうか?
(Goal.com)
長谷部がシュポ=モティングに「申し訳ない」:kicker.jp
http://www.kicker-japan.com/2015/02/blog-post_48.html
大衆紙ビルト紙は先日のシャルケ戦で、相手FWシュポ=モティングにファウルをおかした長谷部が謝罪したことをつたえた。
後半83分にシュポ=モティングのパンツを引っ張って、次節出場停止となるイエローを受けた長谷部。
だがその際に、相手選手の局部が見えていたことを伝え聞いた長谷部は「え、本当ですか?」と大きな驚きを見せ、「それは申し訳ないことをしました。そんなつもりはなかったんです」と謝罪。「サッカーは対人戦のあるスポーツですし、こういったことは起こりうるものです」と、ビルト紙では掲載している。
(kicker.jp)
【写真】
(Bild.de より)
(op-online.de より)
(kicker.de より)