昨夜行われた、DFBポカール1回戦・Tusエルンテブリュック戦。
この試合、長谷部クンはスタメンフル出場し、チームは3-0で勝利。
約5ヶ月振りの公式戦復帰を、勝利で飾る事が出来ました。
長谷部クン、公式戦復帰、おめでとう!
本当に、良かった!!
無事に復帰してくれた事に、感謝感謝です。
チームメートの鎌田選手はスタメン出場し、73分までプレー。
そして、何より衝撃だったのは、相手チームのTusエルンテブリュックに、日本人選手がいた事!
とにかくビックリでしたね。
今季からチームに加入した西谷優希選手なんですが、仙台大出身で、栃木SC所属のMF西谷和希の双子の兄だそうで・・・。
小柄ながらも、凄い運動量とスピードで、前線をかき回していました。
「普段テレビで見ている選手と一緒にできるというのは本当に光栄です。(中略)一番は長谷部選手、鎌田選手と対戦できたのが嬉しいという気持ちがあります」
と、西谷選手、試合後にコメントを残していましたが。
試合後、長谷部クンや鎌田選手と話す機会はあったのかな?
そして、鎌田選手も、なかなか良い動きを見せていましたよ。
ゴールやアシストのチャンスもあったのですが、残念ながら、記録のつく結果は残せず・・・。
でも、少しずつ、ブンデスのサッカーにも慣れてきているのではないかと思いますので。
そのうち、結果もついてくるかな?と思います。
で、試合はというと。
相手は4部のチームだったのですが、前半21分に、キャプテンのCBアブラーム選手が、相手選手を倒してレッドカードを受けて一発退場。
1人少ない状態で、かなり長い時間戦わなければならなくなり、先制点、そして、追加点が取れるまでは、ちょっとどちらに転んでもおかしくない試合展開で。
4部のチームなので、選手がみんな、よく走るし、失うものはないとばかりにガツガツきますし。
雨でピッチが滑り、ゴール前でも、足を取られてヒヤっとする場面がありましたからね。
2-0になった時点で、やっと少し安心して見られるようになりました(リーグ戦などだと、2-0でも安心出来ませんけどね)。
そういう状況でしたので、長谷部クンも、フル出場して、かなり負担は大きかったのではないでしょうか?
その辺りは、現地で試合を観戦されたライターの山口裕平さんが、コラムで書いてくれていますので、そちらをご覧下さい。
前半10人になるまでは、ボランチでのプレーだったので、結構、前線に鋭い楔のパスや、長いパスを供給していたのですが。
10人になって、CBに下がってからは、どうしても守備に重点を置いたプレーになっていしまっていました。
長谷部クン自身も、「膝の感覚や自分のコンディションの部分では60~70%」と語っているように。
動きがちょっと重いかな?と思うシーンもあったりしました。
アブラーム選手が退場するきっかけになってしまったバックパスも、少し不用意だったかな・・・。
まあ、でも、あのシーンは、西谷選手が狙って、素晴らしい出足で、ボールを取ったというのもありますけどね。
ただ、アブラーム選手が退場後は、キャプテンマークを巻いて、チームメートに指示を出す姿は、以前の長谷部クンと変わらない長谷部クンで・・・。
頼もしいキャプテンが帰ってきました!
後は、とにかく、リーグ開幕までに、もう少しコンディションを上げて・・・。
そして、長谷部クンも語っていますが、月末の日本代表戦までに、体のキレや試合勘なども、良い状態に持っていって貰えればと思います。
では、試合の詳細や、前述のライターの山口さんのコラムなど、ご紹介しますね。
【記事・コラム】
現地レポート。5カ月ぶりフル出場した 長谷部誠はどんな様子だったか:web Sportiva
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(web Sportivaより)
鎌田が独デビューのフランクフルト、“伏兵”西谷優希に苦しめられるも白星発進:サッカーキング
DFBポカール1回戦が12日に行われ、エルンテブリュック(4部)とMF長谷部誠とMF鎌田大地の所属するフランクフルトが対戦した。長谷部と鎌田は先発出場。エルンテブリュックには栃木SCに所属するMF西谷和希の双子の兄弟であるFW西谷優希がスタメン入りした。
序盤はフランクフルトが鎌田と長谷部の連携からチャンスを作る。10分、鎌田のパスを受けた長谷部が前線へスルーパス。セバスティアン・ハラーが抜け出すが、ゴールにはつながらない。16分にも、長谷部のロングパスに反応した鎌田がエリア内右に抜け出し、ダイレクトで折り返すが、中央のハラーには合わなかった。
すると今度はエルンテブリュックの西谷がフランクフルトを苦しめる。22分、西谷が長谷部のパスを受けたセンターバックのダビド・アブラームからボールをカット。するとアブラームに後ろから倒されてFKを獲得。このプレーでキャプテンのアブラームにはレッドカードが提示され、一発退場となった。
エルンテブリュックは24分、このFKで浮き球パスを受けた西谷がエリア内中央で左足ボレーシュートを放つが、惜しくも枠の上に外れた。フランクフルトは、長谷部がキャプテンマークを受け取り、ボランチから最終ラインに変更となった。
数的不利となったフランクフルトだが、35分に先制に成功する。タレブ・タワサが右サイドからクロスを入れると、こぼれ球に反応したティモシー・チャンドラーがエリア内左で右足をダイレクトで振り抜き、強烈なシュートでゴールネットを揺らした。
1点リードで折り返したフランクフルトは57分にピンチ。エリア内中央でチャンドラーが足を滑らせると、いち早く反応した西谷にこぼれ球を拾われるが、シュートはGKルーカス・フラデツキーがブロックした。西谷は61分にも、20センチ差以上あるマルコ・ルスとの競り合いで、倒れながらもボールをキープし、シュートまで持ち込む。これは枠を捉えられなかったが、観客を沸かせた。
フランクフルトは72分に追加点を奪う。左サイドの鎌田からハラーを経由してパスを受けたミヤト・ガチノヴィッチが、個人技でエリア内右に突破。冷静に右足を振り抜いて、ゴールネットを揺らした。
直後の73分にフランクフルトは鎌田を下げてイェトロ・ウィレムスを投入。すると76分、長谷部からのロングパスを受けたウィレムスが左サイドからスルーパス。エリア内中央に飛び出したハラーが右足で合わせてリードを3点に広げた。
試合はこのままタイムアップを迎え、フランクフルトは10人となったが、3-0で勝利。今シーズン白星発進で、DFBポカール2回戦に駒を進めた。長谷部は途中からゲームキャプテンを務めてフル出場。鎌田は先発でドイツ公式戦デビューを飾り、73分までプレーした。エルンテブリュックの西谷もフル出場している。
【スコア】
エルンテブリュック 0-3 フランクフルト
【得点者】
0-1 35分 ティモシー・チャンドラー(フランクフルト)
0-2 72分 ミヤト・ガチノヴィッチ(フランクフルト)
0-3 76分 セバスティアン・ハラー(フランクフルト)
(サッカーキング)
[DFB杯]長谷部5か月ぶり復帰!鎌田ドイツデビュー!日本人所属の4部チームに10人で勝利:ゲキサカ
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長谷部 5カ月ぶり復帰!途中から急きょ主将マークも:スポニチ
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(スポニチより)
約5カ月ぶりに復帰の長谷部、代表への思い語る「8月末には間に合わせたい」:サッカーキング
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(サッカーキングより)
12日、DFBポカールの1回戦が行われ、フランクフルトに所属するMF長谷部誠がエルンテブリュックとの試合に出場した。
長谷部は先発フル出場を果たし、約5カ月ぶりの実戦復帰となった。久しぶりの出場となった長谷部が、試合後のインタビューに応えている。
完全復帰かどうか聞かれた長谷部は「どうですかね。まだまだ改善すべきところはあるので、突き詰めていきたい。自分のミスも重なって退場者を出してしまったので、もっとやるべきところはある。もっと中盤で影響力を出したかった」と語った。
久しぶりの出場に対する準備は「シーズンの前から監督とコミュニケーションは取ってきた。最初は部分練習からスタートして、アメリカ合宿から試合に出れるようになった。段階を踏んで良くなってきましたよ。なので、3、4週間前から準備はしていました」と明かしている。
さらに「焦らないで練習、練習試合と、ちょっとづつ良くなることが大事だと思っていました。絶対に今回の試合に出場したいとは思っていなかったです。焦ってもしょうがないと思いながらやっていたのが、今日の出場に繋がったかなと。でも、自分のコンディション的にはまだ6、70パーセントくらいですね」とコメント。
最後に「ここでの結果が日本代表にも繋がると思う。自分はコンディションをあげることに集中するだけ。ただ、8月末の試合(8月31日のホームで行われるオーストラリア戦)にはもちろん間に合わせたい。自分の中には、つねに日本代表がある。いつでもそこは目指しています」と代表についての思いも打ち明けた。
フランクフルトは20日、ブンデスリーガ開幕戦をフライブルグと対戦する。
(サッカーキング)