「Kaiser(カイザー)」。
それは、皇帝を意味し、元西ドイツ代表のレジェンド、フランツ・ベッケンバウアー氏の愛称としても知られる言葉。
その「Kaiser(カイザー)」という言葉が、長谷部クンの呼び名として、現地で定着しつつあるそうです。
「Kaiser Hasi」というタイトルをつけた、Frankfurter Rundschau(フランクフルター・ルンドシャウ)の記事によると。
ヒューブナーSD(スポーツディレクター)は、シャルケ戦の長谷部クンのパフォーマンスを、「ハーゼはずば抜けていた」と褒め称え。
更に、シャルケ戦ではPKキッカーも任せられる予定だったことを明かし、チームから絶大な信頼を寄せられている選手だとも語っています。
本当に、監督、スタッフ、クラブ首脳陣、何よりチームメートからこれだけ信頼を寄せられるというのは、選手冥利に尽きるんじゃないかな・・・。
今後ますます、長谷部クンとフランクフルトの活躍が、期待されますね。
また、その記事以外にも、フランクフルトの地元紙では、長谷部クンのシャルケ戦の奮闘ぶりを、記事にしてくれています。
今日は、それら地元紙の記事と、日本語に訳して紹介してくれているサイトの記事を、ご紹介します。
また、以前ご紹介した、Bild紙のインタビュー記事ですが。
全文(恐らく)訳して下さった日本語のサイトと、関連記事がありましたので、こちらも併せてご紹介しますね。
こちらに引用していない記事については、恐れ入りますが、リンク先で是非ご覧になって下さい。
【記事】
現地紙が”カイザー長谷部”を絶賛!「チーム全体の守備をさらなるレベルに引き上げる」:Goal.com
(Goal.comより)
シャルケ戦では決勝点をアシストしたフランクフルトの長谷部。地元紙がそのリベロでのプレーを分析した。
日本代表MF長谷部誠は、フランクフルトの”カイザー”だ 。皇帝を意味する元西ドイツ代表のレジェンド、フランツ・ベッケンバウアー氏の愛称が、長谷部の呼び名として現地でも定着しつつある。
フランクフルトは27日に行われたブンデスリーガ第18節で、シャルケを1-0で撃破。この一戦で長谷部の中盤で起用することが予想されていたニコ・コバチ監督だが、同選手にリベロの役を託している。そして、その長谷部がFKからFWアレクサンダー・マイヤーの決勝弾を演出。今シーズン初アシストを記録して、チームを勝利に導いた。だがこの試合においても、長谷部の最も評価されている点は攻撃面での貢献ではなかった。
地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』は、「カイザー・ハージ」(ウサギを意味する”ハーゼ”の変化形で以前から長谷部に対して使われる愛称)と題した特集記事で長谷部のプレーを分析。そのなかで「彼の一番の強みは戦術的な才能。ゲームを読み、どう展開するのかを把握している。彼のサッカー知能が、グループ全体の守備をさらなるレベルに引き上げることを助けている」と高い評価が述べられ、リベロの長谷部はフランクフルトの守備に欠かせない存在だと強調している。
『フランクフルター・ルンドシャウ』はまた、ブルーノ・ヒューブナーSD(スポーツディレクター)のシャルケ戦後のコメントも記載。同SDは「彼は日本ではカイザーとも呼ばれているらしいが、フランツ・ベッケンバウアーと比較するに値すると思うよ」とのコメントしたうえで、「ハーゼはずば抜けていた」とシャルケ戦のパフォーマンスを褒め称えた。
ヒューブナーSDは続けて「彼はクオリティーとカリスマ性を備え、その落ち着きとプレービジョンでチームが必要とする安定感を与えてくれる」と語り、また後方からゲームを展開するリベロとしてプレーすることは、「運命で定められている」ほどにフィットしているとも話した。またシャルケ戦ではPKキッカーも任せられる予定だったことを明かし、「そのこともチーム内での彼の立ち位置を示すものだろう」と、チームから絶大な信頼を寄せれている選手だと語った。
なお、長谷部が将来的に監督業に取り組むで考えであることについて、ヒューブナーSDは「我々のコーチとして働くことも考えられる」と、現役後の職場を用意する可能性も示唆。だが『フランクフルター・ルンドシャウ』にとっては、長谷部がリベロを務めた試合でフランクフルトが敗れていないことにより、今後しばらく「ハージがカイザー役を続ける」ことが一番望ましいようだ。
(Goal.com)
長谷部が第18節のベストイレブンに 地元紙「カイザーハシ」:つれさか-徒然サッカー雑記-
Kaiser Hasi:Frankfurter Rundschau カイザー・ハージ
(Gaol.com、つれさか-徒然サッカー雑記-内引用元記事)
Die heimlichen Anführer der Eintracht:hessenschau.de フランクフルトの影のリーダー
(つれさか-徒然サッカー雑記-内引用元記事)
(hessenschau.deより)
Hasebe und Mascarell Die Stabilisatoren:FAZ 長谷部とマスカレル スタビライザー達
(つれさか-徒然サッカー雑記-内引用元記事)
(FAZより)
長谷部「できれば40歳でもプレーしたい!日本やアメリカも考えている!」独紙ビルトが特別インタビュー!《ドイツの反応》 :Ich liebe Fussball!!
Am liebsten noch mit 40 spielen:Bild.de
(Ich liebe Fussball!!内引用元記事・但し有料のコンテンツです)
日本代表主将の長谷部が「40歳まで」現役宣言! ドイツでコーチングライセンス取得も目指す:FOOTBALL ZONE WEB
フランクフルト3シーズン目は「すごく心地良さを感じる」と充実感
フランクフルトの日本代表MF長谷部誠は1月18日に33歳の誕生日を迎えたが、“40歳現役”に向けて気力十分のようだ。独紙「ビルト」に語ったものを、独サッカー情報サイト「Fussball.news」がまとめて報じている。
長谷部は昨年12月にクラブとの契約を2018年まで延長。長谷部は14年夏に、2部に降格したニュルンベルクからフランクフルトに2年契約で加入し、昨年6月にも1年契約の延長を発表していた。今季で在籍3シーズン目を過ごすなか、「ここではすごく心地良さを感じるし、スタジアムもいつも満員」と充実感を滲ませる。
プロサッカー選手としての今後については、日本やアメリカでプレーするイメージもあるという。さらに引退後に関しては、ドイツでコーチングライセンスを取りたいと明かす。「学ぶべきたくさんの監督がいた」という長谷部は、定期的にトレーニング内容やピッチ外での振る舞いについてなどを、ノートに記してきたと伝えている。
戦術的な面での主なロールモデルとしているのは、ヴォルフスブルク時代の監督であるディーター・ヘキング氏と現チームを率いるニコ・コバチ監督だという。またピッチ外については、2010年南アフリカ・ワールドカップで日本代表を指揮した岡田武史氏と、コバチ監督の名を上げたようだ。
「できるだけ長く。やれるなら…」
長谷部は08年に浦和レッズからドイツに渡って以降、本職のボランチだけでなく、サイドバックやリベロなど様々なポジションや役割に対応し、多くの指揮官の下で定位置を勝ち取ってきた。処世術を心得ている日本代表のキャプテンは、今後の現役生活について問われると「40歳」という区切りの年齢を口にしたようだ。
「できるだけ長くやりたい。やれるなら40歳までプレーしたい」
現時点では「40歳まで」を一つの目標に掲げて、現役生活を続けていくと明かしたという。ドイツでのコーチングライセンス取得というプランも語っており、ドイツ生活は今後も長い間続きそうだ。
(FOOTBALL ZONE WEB)
Hasebe bekommt nicht genug: „Spiele noch mit 40“:Fussball.news
(FOOTBALL ZONE WEB内引用記事)
(Fussball.newsより)