DFBポカール準々決勝・ビーレフェルト戦に向けての記事をアップしたところですが。
ライターの河治良幸さんの連載企画コラム、「河治良幸の真眼 日本人プレーヤー30日の評価」で、長谷部クンが取り上げられていますので、ご紹介しますね。
コラムは、一部抜粋してご紹介しています。
この1ヶ月で、長谷部クンが出場した5試合の評価については、リンク先で是非ご覧になって下さい。
併せて、ヘルタ・ベルリン戦の写真を少しご紹介しておきます。
キャプテンマークを巻いて、チームメートを鼓舞する姿、日本代表の試合の長谷部クンの姿と重なりますね・・・。
って、同一人物なので、当たり前ですけど(苦笑)。
【コラム】
偉大な記録に並んだ長谷部誠、フランクフルトの正念場でできることとは?/コラム:Goal.com
昨年10月の第8節からフル出場を続けている長谷部誠は、2月25日の第22節、ヘルタ・ベルリン戦で奥寺康彦氏の持つ日本人ブンデスリーガ1部の出場記録234試合に並んだ。ダルムシュタット戦ではPKでゴールも決めた長谷部はドイツ杯を含む5試合にもフル出場し、チームは2勝3敗だった。
気になるのは第20節から3連敗、しかも複数失点で無得点と完敗が続いていること。まだリーグ6位に付けているものの、チーム状態がやや下降線にあるのは明らか。長谷部は苦しい時間帯でも持ち前の対応力を見せているが、負担が大きくなる中で失点に絡むシーンなども生じてしまっている。ここから終盤戦に向けて再び良いサイクルを見いだすために何が求められるのか。最近5試合の評価とともに探る。
(中略)
ブンデスリーガ1部の出場記録で奥寺氏に並んだ長谷部は上記の通り最近5試合にもフル出場しているが、ボランチや3バックのリベロといった守備の要となるポジションでありながら、この間にカードを1枚ももらっていない。決して一対一の勝負を避けているわけでないことは、例えばボランチで出場したインゴルシュタット戦で“競り合い”の勝利を10回記録していることからも分かる。
ただ、全体的に見ればチームが良い状態の時よりも深い位置で苦しい対応を強いられる時間帯、シーンが増えており、本来はコンパクトな組織の中で発揮される長谷部の良さが出しにくい状況にあり、失点シーンにもつながっている。ここに来て負傷者が増えたこともあってか、ニコ・コバチ監督が要求する、高い攻守のインテンシティー(プレーの強度)や運動量、素早い攻守の切り替えなど、これまでフランクフルトの強みだった要素で相手を上回れていないためだ。
的確なポジショニングや正確なパスで全体のバランスを整えながら、効果的に攻守の局面に絡んでいく長谷部のスタンダードをいまさら変える必要はないが、そこにアグレッシブな持ち上がりや浦を狙った縦パスなど、ダイナミックなプレーをいかに入れていけるか。長谷部が周りのフィジカルを良い状態に回復させることはできないが、戦術的にも精神的にも前向きなプレーで鼓舞していくことは可能だ。
結果としてそのプレーがゴールやアシスト、それらの起点になれば理想的だが、何より低下しかけているチームのインテンシティーをボランチ、あるいはリベロのポジションから少しでも高めることがフランクフルトの終盤戦にプラスの効果をもたらす助けになるはずだ。
(Goal.comより抜粋)
【写真】
以下、ZIMBIOより