フランクフルトのチームは、現地時間19日の18時から、同じヘッセン州にあるチーム・SVノネンロートと、プレシーズン最後のテストマッチを行います。
16日のDFBポカール1回戦、ヴィクトリア・ベルリン戦にフル出場した長谷部クンが、このテストマッチに出場するかどうかは、ちょっとわかりませんが。
週末に迫ったブンデスリーガ新シーズン開幕に向けて、シャーフ監督としては、試したい選手や、試したい事がたくさんあるのでは?と思います。
ただ、クラブの公式サイト によると、アイグナー選手が、膝の怪我で、復帰まで4~6週間かかるとの事。
前線の選手のスタメン争いは、かなり厳しさを増していますが。
これからの長いシーズン、必ずチャンスは来ると思いますので、焦らず、しっかりと治して欲しいと思います。
さて、その前線の選手のスタメン争いについて、フランクフルトの地元紙に、連日記事が上がっているのが、マイヤー選手。
先日のヴィクトリア・ベルリン戦で途中出場し、アディショナルタイムにダメ押しの2点目を決めた選手ですが。
プレシーズン中に、膝蓋腱の痛みを訴え、一時練習を休んでいました。
その間、クラブは、ピアソン選手とバルデス選手、そしてセフェロビッチ選手を獲得し、その3人+トップ下に乾クンを起用して、前線を形成しました。
インテル戦では、この選手起用が的中しましたし、ヴィクトリア・ベルリン戦でも、このメンバーがスタメンに名を連ねました。
ただ、マイヤー選手も、練習を休む前は、テストマッチで非常に良いプレーを見せていましたので。
復帰戦となったヴィクトリア・ベルリン戦で、ゴールを上げられた事は、これからの選手起用に変化を起こせる、大きなポイントになったと思います。
マイヤー選手は、トップ下の選手ですので、ポジション的には、乾クンと被ってしまいます。
乾クンも、このところ、自分もトップ下でプレーをしたいと発言するなど、積極的にアピールしていて、プレー自体にも、自信とヤル気が溢れているように思えます。
その乾クンの好調さは、地元紙などでも認められていて、出来れば、2人の選手の共存を・・・という内容になっています。
乾クンはサイドでもプレー出来るので、マイヤー選手をトップ下で、乾クンをサイドで起用すれば、2人が共存出来ると。
実際、ヴィクトリア・ベルリン戦では、マイヤー選手がバルデス選手に替わって入った時には、マイヤー選手がトップ下で、乾クンはサイドでプレーしていました。
今日のテストマッチは、リーグ戦を控えて、最終テストの意味合いが強いのか、或いは調整なのか、注目です。
上記の地元紙の記事のリンク、ご紹介しておきますね。
Eintracht: Wo ist der beste Platz für Alexander Meier?:Frankfurter Neue Presse
Schaaf ist als Konfliktlöser gefragt:op-online.de
また、別の地元紙には、プレシーズンの総括の記事が上がっています。
いくつかのポジションで問題を抱えている・・・というような内容ですね。
長谷部クンについては、ボールを落ち着かせ、そして上手く配球出来ていると、一定の評価はしてくれていますが。
コンビを組むラーニヒと共に、スピードがない・・・的な事を書かれているようです(翻訳サイトの訳なので、正確ではないかも?)。
ただ。
ヒュブナーマネージャーは、長谷部クンの事を非常に高く評価してくれています。
ビルト紙に掲載されたインタビューを、日本語に訳してくれた記事がアップされていますので、元記事のリンクと共にご紹介しますね。
„Wir wollen nichts mit dem Abstiegskampf zu tun haben“:Bild.de
乾の挑戦状に、ヒュブナー「好きだね!」:その他のメディアが伝えた日本人選手関連情報
ビルト紙は、アイントラハト・フランクフルトのマネージャー、ブルーノ・ヒュブナー氏のインタビュー記事を掲載。その中から、長谷部誠と乾貴士に関するコメント部分を、抜粋して紹介。
—新戦力について
—乾のマイアーへの挑戦状については?
ヒュブナー:好きだね!彼は昨シーズンは流れに身を任せ、ベンチプレーヤーに甘んじてしまった所があった。だが私は彼の逆襲に期待していたんだよ。そして今、彼は正しい考え方を持った。「僕はプレーしたいし、全力を尽くす。でも監督が起用しなくとも、決して不満を感じないようにする」と話していたよ。
—彼はCL出場への希望も口にしていましたが
ヒュブナー:それは高揚した状態からでてしまったことさ、彼はいま非常に良い形で来れているのでね。選手たちが高い目標を持つ事は良い事だと思っている。しかしこれから数年間で、そこまでうまくいくとまでは考えていない。
—どこまでなら可能だと思われますか?
ヒュブナー:私としては、うまくチームの再構築を達成し、新しいサッカー哲学が早く浸透して、1部残留を果たす事ができれば満足できると思う。次のステップへ踏み出すためチームを作り上げられるような、そんなしっかりとしたシーズンを過ごせたらいいね。
(その他のメディアが伝えた日本人選手関連情報)
ヒュブナーマネージャー、1部残留を果たす事が出来れば満足って、とっても謙虚ですね(笑)。
せめて、ELを目指しましょうよ。
まあ、あまり、大きな目標を掲げて、後々辛くなってしまうのも、もう経験したくないですけど(苦笑)。
でも、まだまだ連携面には改善が必要とはいえ、この時期は、どのチームも同じような状態ですから。
スタートダッシュに成功すれば、きっと・・・ね(笑)!
ただ、そうなると、9月の代表戦で、もし、長谷部クンや乾クンが招集されて、チームを離れる事になると、チーム作りに支障が出そうで。
う~~~ん、良い形でシーズンに入って欲しいし。
でも、代表戦の長谷部クンも、まだやっぱり見たいという思いもあるし。
この9月の代表戦の海外組の招集については、明日、ちょっと記事にしようと思っています。
では、最後に、ヴィクトリア・ベルリン戦の写真を1枚。
(サンスポ
より)